筆者は現在アメリカで生活しつつ、アメリカの文化や歴史、英語に関して幅広く当ブログ「ミナトのすゝめ」で発信しています。
初めて留学で単身アメリカに来たのももうかれこれ6年前のことになります。
アメリカの良いところや問題点などなど、色々感じたことを当ブログでも書いてきましたが、本日は「日本の良いところってなんだろうな」というのを改めて考え直しながら、「海外生活で初めて気付く日本の良いところ&誇れるもの」というのをご紹介していきます。
筆者はアメリカだけでなく、中国や韓国、台湾、タイ、フィリピン、メキシコなど、他の国にももちろん行ったことがあるので、一応本記事の信頼&担保にはなるのかなと考えています。
ということで、早速見ていきましょう。
①水道水が飲める
とてもシンプルですが、「日本の良いところ」と言うとこれが真っ先に僕の頭の中によぎりました。
というのも、水道水が普通に飲める国は世界でもそうそうありません。
日本で水道水が飲めるようになったのは「徳川家康」が江戸に入府したときからです(1590年)。
徳川幕府が上水を開設して、それがのちの「神田上水」となり、人々のための飲料水・生活用水を支えてきたわけですね。
②インフラ
上の「水道水」もそうですが、日本のインフラは世界で最も安定しているものの一つです。
飲水はもちろん、ガスや電気、インターネットが普通に通っているのが「当たり前」ですが、世界では停電やネット接続の不良などは日常茶飯事です。
前にフィリピン人の友達とスカイプでテレビ電話していたときに「日本は今台風が直撃している」と伝えたら驚かれましたが、台風の中でもネット接続が問題ないというのはフィリピンではありえないみたいですね。
あとは電車やバスもそうですね。
新幹線は日本が世界に誇れるテクノロジーですが、電車やバスですらも定刻通りに来るのは海外で生活しているとなかなかありません。
③治安
日本は圧倒的に安全です。
小学生を一人で学校に行かせるなんていうのはアメリカではありえません。
下手すれば親は「育児放棄」で逮捕されるレベルです。
夜でも普通に外出ができたり、落とし物をしても戻ってくるなんていうのも日本が安全である証拠かもしれませんね。
④公務員さんたち
日本のいわゆる「公務員さん」と呼ばれる人たちですね。
例えば日本の警察官など汚職が圧倒的に少ないです。
前にフィリピンに旅行に行ったときに空港員が普通に賄賂をしていました。
また、ベトナムなど東南アジアの国では交通違反をしても、警官に直接現金を渡せば罰金や減点を免れるなんていう話も普通にあります。
海外の国ではこういった公務員の賄賂は普通にあります。
メディアや警察官、政治家、学校の先生など、公務員の方々の汚職がまさに国の「運命を変えてしまう」と言っていいほど深刻な問題でもあります。
⑤基本的にきれい
ハロウィンの渋谷やお花見の時期の上野公園など、もちろん日本もゴミのポイ捨てが問題になってたりもしますが、日本は基本的にはキレイかと思います。
例えば飲食店ですね。
日本とアメリカ両方の飲食店で働いていた経験がありますが、衛生面に関しては日本の方が200倍ほど厳しいです。
あとはトイレもそうかもしれませんね。
公共のトイレにもウォシュレットが付いていて、トイレットペーパーがしっかりと常備されているのは日本だけです。
中国に行った時、公共のトイレで大をするにも個室に扉が付いていないトイレもあったので、かなりしんどかったのを覚えています。
東南アジアなどに関しては公共トイレを利用するにはお金を払わないといけません。
⑥高い教育水準
「識字率99%」、「高校進学率98.8%」と言われていますが、ここまで高い日本の教育水準は世界に誇っても良いのかもしれませんね。
これに関しても「江戸時代」から日本の教育レベルは高かったと言われています。
武士はほぼ100%読み書きができて、庶民層の識字率も50%前後だったと言われています。
この数字は当時世界最高だったとも言われています。
⑦正直
上でも書きましたが、公務員の汚職が少なかったり、落とし物が返ってきたりなど、日本人は基本的に正直な人が多いのかなと思います。
例えばタクシーに乗れば高額な金額を請求されたり、観光地にいけばよくわからない物を売りつけられることも海外ではよくあります。
かといって、「外国人=正直ではない」と言えばそうでもありません。
筆者も昔「歌舞伎町」で数万円ぼったくられたこともありましたが、日本も場所によってはそういう人はいます。
普通の日常を送っていて騙してくる人は日本に少ないのかなという印象ですね。
⑧圧倒的な利便性
日本は便利です。
コンビニに行けば美味しいお弁当や食べ物が手に入り、至るところに自動販売機があるというのは外国の方が日本に来てまず驚く点みたいですね。
ちなみにアメリカでは、自動販売機はあるにはありますがほとんどが建物の中にあります。
日本のように何もないところにポツンと自動販売機だけがあるというのはありえません。
というのも、自動販売機を壊してお金を持って行っちゃう犯罪があるからですね。
ここでも日本の治安の良さが関係しています。
⑨パスポート
アメリカでは「日本人」と言っただけで、相手の顔色が変わることもよくあります(良い意味で)。
日本に興味や関心を持っている人や日本のことが好きな人も結構います。
というのも、「日本」という国に対してある程度の信頼があるからなのかもしれませんね。
この「国の信頼」こそが僕たちが持っている「パスポート」にあります。
日本のパスポートは2020年現在「世界で最も信頼されているパスポート」とされ、日本のパスポートでなら191の国と地域に「ビザフリーで行ける」と言われています。
これだけの威力を持ったパスポートなのに日本国民の23%しかパスポートを持っていないというのは皮肉な話ですが、とにかく日本の誇れるところの一つですね。
これは今まで積み上げてきた先人の方々のおかげですね。
⑩歴史と文化
ここまでちょこちょこ日本の歴史を参照しつつ本記事を書いてきましたが、日本の長い歴史は間違いなく世界に誇れるものかもしれませんね。
というのも、多くの国では度々王朝や政治制度が変わっていたり、数多くの戦争によって歴史書物や建造物なども消失してしまっています。
日本では戦国時代からのお城が未だにあったり、お寺や神社が保存され、それと同時に書物も残されていることによって、日本の歴史を知ることができます。
あとは言うまでもなく、日本の文化は世界に誇れるものですね。
美味しい食べ物や美しい四季折々のお祭り、音楽や武道、アニメや漫画など、このへんは日本が海外に誇っても良いんじゃないかと思うところですね。
ということで、本記事では「海外に住んでいて気付く日本の良いところ」を書いてきましたが、結果的に日本は良い国です。
かと言って、「日本は住みやすい国なのか」と言われれば(個人的には)違うかなとも思います。
例えば、素晴らしいサービスや利便性などなど、これらは「働く人がいて初めて成り立っている」とも言えます。
24時間のコンビニは夜中に働いている人がいて成り立っているものでもありますね。
治安が良いと言っても、満員電車に乗れば痴漢が問題になっていたり、政治家の汚職は普通にあります。
つまり日本は良い国ですが「完璧ではない」ということですね。
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