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過去には「アメリカの銃社会」ということで、「アメリカから銃がなくならない理由」や「全米ライフル協会に関して」などの記事を書いてきました。
本記事では「アメリカの銃社会ってやっぱり異常だよね」ということを再認識させられる統計を詳しくご紹介していきたいと思います。
アメリカ=銃社会
「人を殺すのは銃ではない。人だ。」
こんな有名な言葉がありますが、これは全米ライフル協会のスローガンです。
これは度々「ネタ」として使われることもありますが、全米ライフル協会の方々は本気でこの主張をしています。
校長が子どもらを守ろうと勇敢に飛び出したと聞いた。
校長がM4ライフルを持ってさえいればと思ったよ。
銃を持った悪い人間を止めるには、良い人間が銃を持つしかないのです。
大統領を守るための銃の使用は良しとされるのに、学校で子どもたちを守るための使用は悪いことだとなぜ言えるのか。
他にもこんな有名なセリフがありますが、これらはすべて「全米ライフル協会」の銃に対する見解です。
日本に住んでいると特にですが、これらは全くといっていいほど理解不明な言葉ですね。
ですが、アメリカに住んでいるとこれは一般的な見解でもあります。
実際に筆者の周りにも「銃は自己防衛に必要だ」という友人が周りにたくさんいます。
田舎だと特にそうですね。
当ブログでは「銃の異常性」だけでなく、「なぜアメリカから銃がなくならないのか」や「アメリカ人の銃に対する意識」、「アメリカの田舎では銃は必需品」などなど、そんなことも書いたりもしています⇩
このへんの記事がおすすめです。
ということで早速ですが、「アメリカ、異常な銃社会の実態10選」ということで、詳しく見ていきましょう。
①100人中89人
アメリカ国内には2億7000万ほどの銃が存在していると言われています。
アメリカの全人工は3億2500万人ほどなので、100人中89人の人々が銃を保有している計算になります。
この統計は世界でダントツトップです。
現在紛争や戦争をしている国々よりもアメリカの方が銃が多いことになりますね。
②子供の死亡原因2位
アメリカの子供が死亡する原因の2番目に多いのが「銃」とされています。
ちなみに1番目は交通事故ですが、その次に多いのが銃殺や銃による事故と言われています。
この統計はアメリカで子育てをするご家庭にとってはかなり怖いものでもありますね。
③1万4000人以上が死亡
2019年に死亡した数の内、1万4000人以上が銃によって犠牲になったとされています。
日本で交通事故で亡くなる方の数が毎年3000人ほどなので、その数の4倍以上がアメリカでは銃によって亡くなっています。
死亡者数を比較するのもおかしな話かもしれませんが、アメリカではそれだけ銃による事件が絶えません。
④自殺者数は2万3000人
③では銃による死亡者数は1万4000人としましたが、銃を使って自殺する人は毎年2万人以上いるとされています。
自殺が多いとされている日本ですが、日本の全体の自殺者数は2万人弱です。
つまりアメリカでは、銃を使って自殺をする人の数が、日本全体の自殺者数を上回ります。
⑤44%のアメリカ人
こちらの記事によると「44%のアメリカ人は銃で撃たれたことのある人を知っている」という統計があります。
筆者もインディアナ州に住んでいる頃は近所のコンビニで銃殺事件が起きたり、家の庭にいて銃声が聞こえたりしましたが、アメリカにいると銃はかなり身近なものでもあります。
⑥38%のアメリカ人
上では「100人中89人のアメリカ人が銃を保有している計算になる」と書きましたが、その中の38%のアメリカ人は「家にいる時、銃を常に発泡できるようにしている」と答えています。
つまり銃弾が入った状態で手の届く場所に銃を置いているということですね。
こちらの記事にも書いていますが、アメリカでは人の敷地内に入ったら冗談無しで撃たれます。
⑦銃⇨30万1797人、テロ⇨71人
過去10年を振り返り、銃で亡くなった人と,テロによって命を失った人々を比べるとこのようになります。
銃で亡くなった人の方がテロで亡くなった人よりも何十倍もいますね。
テロには敏感に反応する割には銃に関してはちっとも改善しようとしないのがアメリカでもあります。
⑧死者数の半分は黒人男性
アメリカ国内では毎日銃による犠牲者が絶えませんが、その半分は黒人男性とされています。
逆も同じで銃撃事件の加害者も黒人が多い傾向となっています。
アメリカ全体の人口比率で見ると黒人男性はわずか6%に過ぎないのでこの数字は異常でもありますね。
これはアメリカの格差が原因でもあり、逆にこのような現実によって黒人差別が生まれてもいます。
⑨保有理由⇨自己防衛
「なんでアメリカ人は銃を持ちたがるの?」
銃の保有理由ですが、これは1位が「自己防衛」となっていて、63%のアメリカ人が犯罪から身を守るために銃を保有しています。
その次にハンティング、娯楽目的と続きます。
⑩3000人以上の子供が犠牲に
2016年の統計によると、銃によって命を落とした子供は3000人いるとされています。
この数は交通事故の次に多いです。
この中には、誤って自分を撃ってしまったというケースもあります。
ということで、本記事では「アメリカ、異常な銃社会の実態10選」を詳しく見ていきました。
これらの統計をぜひ「全米ライフル協会」の方々にも見てもらいたいものですね。
参考:https://www.dosomething.org/us/facts/11-facts-about-guns#fn8
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