【アメリカと日本】スマホに対する意識が違いすぎる件

【アメリカと日本】スマホに対する意識が違いすぎる件

 

はじめに▼

姉「娘(小学4年生)にスマホを買おうと思ってるんだけど…」

僕「買ってあげな」

姉「まだ早いかな?」

僕「アメリカではわりと持たせてる家庭多いよ」

 

ということで本記事では「日本とアメリカのスマホに対する意識の違い」ということで詳しく解説しています。

 

「アメリカではスマホはどのくらい普及しているの?」

「アメリカの子供はスマホなんて当たり前?」

 

このような疑問にお答えしていきます。

 

日本の子供のスマホ所有率

 

まずは統計から日本とアメリカの違いを見てみましょう。

参考:https://drive.google.com/open?id=1fUhTcJE03Cu5qYY5_wbvvE5Wt0F4_Gb2

※2016年の調査結果

 

小学4年生〜6年生

 

スマホ所有率:27%

携帯電話所有率:26.2%

 

日本ではここ5年で携帯電話(ガラケー)の所有率は右肩下がりなのに対してスマホの所有率は圧倒的に上がっています。

小学校高学年だと4人に1人以上はスマホを所有している計算になりますね。

 

インターネット利用率:61.1%

機器の利用率:84.2%

 

所有率に対して利用率は圧倒的に高くなっています。

親のスマホやパソコン、タブレット、または兄弟、姉妹など家族で共用している機器などを含めれば小学生の子供であれ、ネットへアクセスするハードルというのはものすごく今の時代は低いということがわかります。

また、インターネット利用だけでなくスマホやタブレット、パソコンを使ってゲームなどもするようになってきたことがわかります。

 

親の立場からいっても共同で使っていれば管理の元なので安心という感覚があるのでしょうね。

 

その次に用途ですね。

スマホやいずれかの機器に関わらずこの項目に関してはどちらもゲームが1番高いです。

 

スマホ 79.0%

いずれかの機器 78.1%

 

その後はどちらも同様に

 

動画視聴コミュニケーション情報検索

という風に続いてきます。

 

さらにインターネット利用に関する保護者の取組という項目では、保護者の管理下の元で子供がスマホやネット機器を使用している割合がなんと95.7%とほぼ全ての家庭ですね。

こういう風に統計を見てみると、インターネットや機器でゲームを利用する割合は高いものの小学生の子供にスマホを所有させるというのは意外とまだ少数派のようですね。

 

 

アメリカの子供のスマホ所有率

 

ではここからがアメリカの統計になります。

参考:http://www.nielsen.com/us/en/insights/news/2017/mobile-kids–the-parent-the-child-and-the-smartphone.html

 

こちらも上記の日本の統計と同年、2016年の調査結果です。

 

10~12歳

 

スマホを所有&契約率45%

 

その中でも10歳からの所有というのが22%で最多ということになっています。

 

8歳(16%)

9歳&11歳(15%)

という感じで続いていきます。

 

日本と比べ、倍とはいかないけれども圧倒的に高いですね。

これは単純に見てみるとアメリカの小学生のスマホ普及率が高く、日本が圧倒的に遅れている。

 

という風に言えるかもしれませんが、もう少し深く見ていきましょう。

 

ここで注目していきたいのはこの表です。

何故13歳より前の年齢で子供に携帯電話を持たせるのか?

出典:http://www.nielsen.com/us/en/insights/news/2017/mobile-kids–the-parent-the-child-and-the-smartphone.html

 

“何故13歳より前の年齢で子供に携帯電話を持たせるのか?”という質問に対して

“連絡を取りやすくなるから”

というのが圧倒的多数で90%

 

その次に

“どこにいるかすぐにわかるから”

というのが80%

 

子供が買ってとずっとお願いしていたから(66%)

早くテクノロジーに慣れてほしいから(65%)

家族割で安く契約できるから(62%)

 

というデータになっています。

 

そして次に用途です。

テキストメッセージ(メール)(81%)

アプリ(59%)

ゲーム(53%)

インターネット&ウェブサイト(53%)

ビデオコール(46%)

ここで大事なのは、

日本の統計ではゲームが1番でしたがアメリカではテキストメッセージ

が最も高い用途です。

 

 

【結論】アメリカ⇨安全のため…

 

 

さて、この2つの国の調査結果を見比べてみていかがでしたでしょうか。

早くから子供にスマホやネット環境を持たせることにメリット&デメリットはつきものですね。

 

メリット⇨すぐに連絡が取れる

デメリット⇨ネットの危険性

 

つまりこういうことが言えますね。

 

しかし、この日本とアメリカの統計の違いを見てわかるのは、

 

日本⇨ネット犯罪が心配

アメリカ⇨ネット上の危険性よりも外の危険性が心配

 

つまりどちらに焦点を置いているのかの違いかもしれませんね。

 

つまりアメリカでは高校生になって車の免許を取るまで、基本的には学校に行くのはスクールバスです。

日本のように小学生から一人で歩いて登校なんていうことは考えられません。

 

また、最近よくニュースになったりもしますが校内での乱射事件や治安の悪い地域なんかも珍しくありません。

外の危険要素が比較的多かったりするので、親の立場からしたらすぐに連絡が取れたり、GPSが付いていて居場所がわかるというとやっぱり早くから持たせたいのかもしれませんね。

 

一方日本ではネットに潜むリスクや、見えないところでの危険要素などをみなさん考慮して持たせなかったりしているのかもしれません。

逆に言えば、日本は街中はめちゃめちゃ安全ですが、ネットの中はそうでもない。ということもいえるかもしれませんね。