本記事は英語学習者ならば誰でも使うであろう辞書についてです。
英語を勉強していく中で恐らくほとんどの方が途中で考える悩み、「結局日英辞書がいいの?それとも英英辞書の方が実は効率が良いの?」
このへんの疑問について解決していきたいと思います。
ちなみに、
日英辞書⇨英語の意味を日本語訳で見る
英英辞書⇨英語の意味を英語で見る
という感じです。
まず、僕が思うに日英も英英もメリットとデメリットがあります。
そしてその中にもこの場面ではこっちで意味を調べた方が良いとか、このくらいの英語力があれば英英を使った方がいい、などの例があります。
では最初にメリットとデメリットをそれぞれ見ていきましょう。
日英辞書
メリット
①何よりも早い
日本語で訳がすぐにわかるから単語の意味を調べる速度が圧倒的に早く、効率が良い。
②大量の英単語に触れることが可能
上記にもあるように速く意味がわかるので大量に単語を覚えたい時に良い。自分のボキャブラリーに自身がまだ無い人にはおすすめです。
デメリット
①日本語訳がややこしい
英語から日本語に訳すと大体の場合が難しい訳が出てくるんですよね…
日本語訳が難しいとそもそもその日本語の意味を知らないという場合もあるし、慣れない言葉は覚えづらいですよね。
EXAMPLE
awe 畏怖
fortress 要塞
comprehensive 包括的な
Merciless 無慈悲な
“包括的な” とかいう日本語日常で使うこと滅多にないですよね。笑
②同じ意味だけど場面によって使いわけなければならない英単語を覚える際に非効率的
EXAMPLE
See
Watch
Look
これらは全て“見る”という意味ですが場面や文脈によって使い分けなければなりません。
ですのでこのような単語を日本語訳だけで覚えていても適切な場面では使えない場合が多い。
③複数の意味がある単語の場合、日本語の意味を多数覚える必要がある
EXAMPLE
Take
Make
Get
英語で意味を理解すればイメージで覚えられるので日本語訳で覚えるより割と簡単。
という感じが日英辞書のメリット、デメリットでしょうか。
では次に英英辞書のメリット、デメリットを見ていきましょう。
英英辞書
メリット
①ネイティブの方々と同じ脳の回転で単語を覚えることが出来る
英語の意味を英語で覚えるので、会話をする時など頭の回転がより早くなります。
英語⇨日本語⇨イメージ
ではなく
英語⇨イメージ
で英単語を覚えるので実用的。
②この場面ではこの単語を使うというのを学べる
こちらはロングマンによる定義です。
See ⇨「to notice or examine someone or something, using your eyes」
受動的に見る
Watch ⇨「to look at someone or something for a period of time, paying attention to what is happening」
能動的に見る
Look ⇨「to turn your eyes towards something, so that you can see it」
視線の動き
という感じで日本語訳では同じ“見る”でも英英辞書で意味を調べると全然違うのが分かります。
デメリット
①英英辞書で意味を見てもその中の英単語が分からなければ進まない。
ですので初心者にはかなりハードルが高いといえます。
②1つの英単語の意味を調べるのに英文を読まなければいけないので時間がかかる。
日英辞書に比べると非効率的ですね。
③固有名詞を英語で覚えると圧倒的に難しい。
これは例えば、
“Hippopotamus (カバ)”を英英辞書で調べると、
「A large grey African animal with a big head and mouth that lives near water」
(訳:デカイ口と頭を持った水の近くに生息する大きい灰色のアフリカの動物)
なぞなぞみたいになってますね。笑
日英辞書で “カバ” で出した方が早いですね。
【結論】使い分けが大事
僕の見解では、ある程度自分のボキャブラリーが増えたら英英辞書を使ってみるのもおすすめします。
特に複数の意味を持つ単語や日本語訳では同じ意味を持つ単語を比較する時などは英英辞書をおすすめします。
しかし、“カバ”のような固有名詞の意味を見る際は日英辞書で調べるのが良いと思います。
日英辞書と英英辞書のどちらかがベターというのは無く、使い分けを上手くやることが効率を良くする秘訣かなと思います。
ちなみに僕は、
日英辞書70%
英英辞書30%
くらいの割合で使い分けています。
という感じで今日も英語を学習している方の力に少しでもなれればいいなと思います!
ではまた!
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