[su_box title=”はじめに” style=”glass” box_color=”#6d001d” radius=”10″]
とある友人「アメリカの留学先ってどこが良いのかな?」
僕「田舎がおすすめ(個人的に)」
とある友人「そう?」
僕「物価、人、環境、学習面、どれをとっても田舎が良いよ」
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「田舎と都市、住むならどっちがいい?」
これは永遠の議題でもあり、答えのないものなので、人それぞれの好みで別れるかと思います。
しかし、「アメリカ留学」に関して言えば田舎に行くのがおすすめです。
本記事では、アメリカの地方都市に以前留学していた経験もあり、現在はアメリカ・ノースダコタ州のど田舎に留学中の筆者が田舎に留学するメリット&魅力を「客観的に」お伝えしていきます。
本記事の信頼性
「留学先どこにしようかな…」
現在アメリカに留学を考えている方、これはかなり重要な決断になります。
実際に筆者もかなり悩んだ挙げ句に決めました。
上にも書いたように現在はアメリカ・ノースダコタ州にある小さい街に留学中です。
「ノースダコタ州」と聞いてもピンと来ない人がほとんどかと思います。
察するように日本人は本当に少ない街です。
以前はアメリカの地方都市に留学していたこともあります。
旅行ではありますが、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンディエゴ、シカゴ、デトロイト、ミシガン、ソルトレイクシティなどなど、アメリカの大都市から日本人に人気の場所まで行ったことがあります。
そこで、最終的に「留学するにはアメリカの田舎がいいな」と思った理由&メリットをココでは詳しく解説していきます。
どのくらいの田舎?
まずここで「田舎」の定義をはっきりさせておきます。
アメリカは領土もかなり広いので、日本に比べると基本的にどこも田舎です。
日本では基本的に電車でどこでもいけちゃいますが、アメリカでは電車は基本的にありません。(Amtrakを除き)
バスもなければ、タクシーもないという所もあります。
ニューヨークやロサンゼルス、シカゴなどなど、そのへんは地下鉄、もしくは路面電車などがあり、便利なので「大都市」というくくりかと思います。
「地下鉄はないけどバスが定期的に走っているし、外国人・日本食レストランもある」⇦このへんは「中堅都市」で良いかと思います。
「バスもないし、外国人も見ないし、黒人やヒスパニック、アジア人もかなり少ない」
このへんがアメリカの田舎です。
田舎に留学する魅力
ではここから、本記事の趣旨でもある「田舎に留学する魅力」を見ていきましょう。
メリット①:物価
一番わかりやすいのは物価が安いという面です。
ニューヨークやロサンゼルスといった場所に比べ学費や生活費など、物価が2分の1、3分の1くらい違います。
こちらのサイトはアメリカ50州の物価をランキングにしたものですが、最も安いのがミシシッピで最高値はハワイになっています。
「Housing (家賃)」の欄を見てみると、ハワイは318.6に対し、ミシシッピは72.4という数値になっています。
家賃だけでも4倍も違います。
ニューヨークやカリフォルニアでも200近くの数値なので、物価の安い地域と比べると2倍〜3倍ほどの違いがあります。
ただでさえアメリカの大学や語学学校の学費は日本の数倍するので、金銭的にはかなりきびしくなります。
一方でアメリカの田舎では家賃、食費ともに日本よりも安いことがほとんどです(外食さえしなければ)。
安いアパートを一人で借りても良いですし、3人くらいでシェアハウスをすれば一人当たり月3万円ほどで日本では到底住むことのできない巨大な家を借りることもできます。
メリット②:留学生が少ない
都会では色々な国の人と知り合うことができます。
もちろんこれはメリットではありますが、英語力を上げるにはネイティブに囲まれている環境の方が圧倒的に有利です。
アジア系や中南米の留学生と仲良くなれるのはいいですが、あくまで「留学生英語」なので行き詰まりがあります。
言ってしまえば、「それならフィリピン留学でも良くない?」ということになってしまいます。
「アメリカ英語」、「アメリカの文化」を学びたいなら留学生が少ない田舎で、留学生よりもネイティブの友達をたくさん作ったほうがアメリカ留学の意味を見いだせるかと思います。
もちろん留学生の友達をたくさん作ることに超したことはありませんが、留学生同士でずっといるのも良くないのが現実です。
メリット③:日本人が重宝される
日本人が全くいない場所だと、「日本人というだけで」重宝されます。
「日本について教えてよ!」
「日本語勉強しているんだけど、チューターになってくれない?」
「今度東京に行くんだけどおすすめの場所ある?」
他の日本人がいないので、「日本のことならあいつに聞いてみよう」ということで重宝されます。
最近では日本語を勉強している人やアニメに興味のあるアメリカ人も多いので、思わぬところから仕事や友達が増えることもあります。
また、発信者になり、情報のアウトプットをすることにより、英語力は格段に上がってきます。
メリット④:現地で就職しやすい
こちらも上の「日本人が重宝される」という理由と同じです。
アメリカの田舎には日本語+英語を話せる人はなかなかいないので、大学卒業後に「良かったらうちでインターンしてみない?」というオファーが来ることもあります。
「日本文化に精通している」
これだけで大きなチャンスが周ってくるのは田舎の大きなメリットです。
メリット⑤:人との距離が近い
これはどの国でも共通して言えることですが、都会になればなるほど人との距離が遠くなりがちではあります。
生徒数が少ない大学ならその分一人ひとり生徒に対するケアーも厚くなります。
また、「車がないと何もできない」というのはアメリカあるあるでもありますが、小さい田舎では車を一台出し合ってどこかに買い物に行くこともあれば、タクシーを乗り合いしてモールやダウンタウンに行くことも日常的にあります。
メリット⑥:人が優しい (傾向)
こちらも上の「人との距離が近い」というのと同じような理由ですが、田舎は基本的にのんびりしています。
スーパーのレジで話し込んだり、タバコを吸っていたら友達になったりなど、色々なところで出会いがあります。
メリット⑦:暇=時間がある
留学中は基本的に暇です。
特に最初の方は現地に友達もいないので、やることがないです。
都会なら日本人の友達でも誘って、どっか遊びに行ったりなどありますが、田舎だと遊ぶところもモールに行くくらいしかありません。
これはデメリットに思いがちですが、暇ということは何かに時間を費やすことができるということでもあります。
自分の趣味でも良いですし、プログラミングやライティングなど、大学の勉強以外のところでもスキルアップができます。
メリット⑧:本当のアメリカを知れる
「アメリカ人はみんなぶっ飛んでる」
「アメリカ人は周りを気にしない」
前に留学経験者の方がこのように言っていました。
間違ってはいませんが、これはあくまで都会での話です。
アメリカでも田舎に住んでみればわかりますが、保守的なところだとわりとそうでもありません。
アメリカにも敬語が存在しますし、マナー、建前、上下関係など日本とはだいぶ異なりますが存在します。
逆に言えば、日本でも東京に行けば「ぶっ飛んでる人」はたくさんいますが、それが「日本人すべて」ではないのは歴然としています。
つまり、田舎に行けば本当のアメリカを見ることができます。
正直都会は旅行で行けば充分です。
メリット⑨:遊びに行けなくもない
アメリカの交通事情は日本とはかなり違います。
都市から都市の移動は基本的に飛行機を使います。
僕の住んでいる場所は歩いて10分ほどの場所に空港があるので、日本で言う「駅前」が空港ということになります。
そこから飛行機を使えば軽く遊びに行けます。
日帰りは難しいですが、3連休があればかなり遊べます。
また、ルームメイトとお金を出し合って車を買うこともできますし、免許もすぐ取れるので遊びに行こうと思えばすぐに行けます。
メリット⑩:キャンパス内になんでもある
「コンビニとかカフェとか無いんでしょ?」
田舎の一般的なイメージとして「最寄りのコンビニまで歩いて1時間」みたいなものがありますが、アメリカの田舎の大学には基本的になんでもあります。
コンビニはもちろん、カフェやレストランなどもあるので、寮に住んでいる人なら基本的に全てが大学内で事足りてしまいます。
また、屋内プールやスタジアム、ジムなどもあるので、アクティビティに関しても問題ないです。
決めるのは自分自身
もちろん留学する都市や大学によっても「ブランド力」というものがあります。
ですが、アメリカでは基本的に「どこで」というよりも、「なにを勉強したか」、「どれくらいの成績を取ったか」というものが重視されます。
せっかくそのような文化のあるアメリカに行くのだから、自分自身と向き合って「どうしたいか」をはっきりさせるのが良いかと思います。
「思っていたアメリカとはなんか違う…」
「留学費用高すぎたからもっと安いところにすればよかった…」
こうならないように、もう一度じっくり考えて決めてみてください!
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