こんにちは。本記事はミナトのすゝめ「アメリカ文化」に関しての記事になります。
アメリカでは年齢を聞かれることはほとんどありません。
人間関係、仕事、その他様々な状況において年齢は全く関係ないです。
本記事では「アメリカで年齢はどのくらい重要なのか」ということに関して、アメリカと日本の文化を比較しています。
アメリカの上下関係
アメリカでは仕事や人間関係において年齢はあまり重要視されていません。
かといって「英語に敬語や上下関係などはないの?」と言えばそれも違います。
こちらの記事にも詳しく書いてありますが、アメリカにも上下関係や敬語を使う習慣はあります。
例えば少し高めのレストランなどに行けば、ウェイターとお客さん同士敬語で話すのがマナーです。
仕事に関しても、年齢こそ関係ないものの上のポジションの人に対しては敬語ですね。
学生も先生や教授に対しては敬語です。
また「お年寄りを敬う」というのは世界共通で、アメリカでも年配の方に対して若い人が対等に話すというのはなかなかありません。
英語の敬語
「英語の敬語って具体的にどのように話すの?」
ということですが、日本語では文末に「〜です」「〜ます」をつければある丁寧になる一方で、英語では単語自体を変えたり、副詞を加えたり、受動態にしたり、「文章を回りくどく」することにより敬語になります。
これは慣れていないとわかりづらいですが、英語ネイティブは常に使い分けをしています。
Thanks ⇨ ありがとう
I appreciate it ⇨ ありがとうございます
Sorry ⇨ごめん
My apologies ⇨ 申し訳ございません
Really? ⇨ 本当に?
Is that so? ⇨ 本当ですか?
You are welcome ⇨ どういたしまして
My pleasure ⇨ 光栄です
Where is the bathroom? ⇨ トイレはどこ?
Could you tell me where the bathroom is? ⇨トイレはどこにあるか教えてもらえませんか?
Can I smoke here? ⇨ タバコ吸ってもいい?
Would you mind if I smoke here? ⇨ ここでタバコを吸っても大丈夫ですか?
You should improve your presentation by 〜 ing ⇨ あなたのプレゼンはもっと〜して改善すべき
Your presentation could be improved by 〜 ing ⇨ あなたのプレゼンは〜すれば改善されるかもしれません
基本的に英語は長く、回りくどくすればするほど丁寧になります。
ask ⇨ inquire(伺う、質問する)
say ⇨ comment(述べる)
help ⇨ assist(助ける)
hand out ⇨ distribute(配布する)
do ⇨ execute(実行する)
また、このように単語自体を変えることで丁寧な表現になります。
「〜です」、「〜ます」をつければある程度丁寧になる日本語とは違い、ある意味で複雑でもあります。
これに加え、人の名前を呼ぶ時には「名字+敬称(Title)」をつけるのも基本です。
「Mr. Smith」⇨男性
「Ms. Smith」⇨女性
「Dr. Smith」⇨医師や博士号を持った人
「Professor. Smith」⇨〜教授
「Master Smith」⇨〜師匠
「Lord Smith」⇨〜様
最後の2つは日常ではまず使いませんが、この中でも「Dr.」や「Professor」などの敬称に関しては使わないといけない場面も多々あります。
また、語尾や語頭に「Sir(男性)」や「Ma’am(女性)」をつけるのは英語の敬語の代表例ですね。
このように、英語にも敬語があるようにある程度の「上下関係」はアメリカにも存在します。
アメリカの年齢
しかし冒頭にも書いてあるように、日本や多くのアジアの文化と大きく違うのは「上下関係において年齢は全く関係ない」ということですね。
年上だからといって気を使うことも無ければ、逆に年齢だけで年下にマウントを取れるわけでもありません。
食事に行くときでも「年上が全部払う」ということも無ければ、年下だからお店を予約しておくなどの「ルール」はありません。
これだけでなく、アメリカでは年齢だけで人を判断するというのは「人種」や「宗教」と同じくらい禁句でもあります。
例えば仕事の面接でも年齢は一切聞かれることはありません。
アメリカでは18歳〜40歳の人であれば何歳でも平等ですね。
そういった意味でアメリカは「生きやすい」と言えばそうですが、みんながみんな対等な分逆に大変でもあります。
「君はまだ若いからしょうがない」
こんなこと言われることはまずありませんし、「上の人に付いていけば良い」ということでもないので、若いうちから自分で考えて行動するのがアメリカにおいての「キー」でもあるのかもしれませんね。
どの国でもそうですが、年齢だけでマウント取る人はあまり良いものではありませんね。
ということで本記事はこのへんで終わりにしておきます。
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