出典:https://people.com/lifestyle/best-walmart-black-friday-deals/
こんにちは。当ブログ「ミナトのすゝめ」ではアメリカの文化や歴史を始め、英語や留学情報まで幅広く解説している情報サイトです。
ということで、先日ツイッターにてこんなことをつぶやきました⇩
ウォルマートの2017年の歳入が5000億ドルで、この額は韓国とインドネシア二国の歳入を合わせた額よりも高い。
もう意味がわからなすぎるほど巨大企業
— マサヤ🇺🇸ミナトのすゝめ (@masaya_minato) November 13, 2019
「ウォルマート」とはアメリカ・アーカンソー州で生まれた世界最大規模を誇るスーパーマーケットです。
留学や仕事の関係でアメリカに住んだことある人は一度は聞いたことがある、利用したことがある人は多いのではないでしょうか。
本記事ではそんな「ウォルマートがどれだけすごいのか」ということについて、数字を使いながらさらっと解説していきます。
ウォルマートの偉大さ
「ウォルマート=世界最大を誇る企業」
こう言われています。
上でも書きましたが、アメリカに住んでいる人は必ずと言っていいほどお世話になるかと思います。
中核都市から小さい街にまで進出していて、「人が住んでいる地域にはウォルマートが必ずある」と言っていいほどアメリカ人にとってウォルマートは「身近な存在」でもあります。
「90%以上のアメリカ人は車で15分以内にウォルマートに行ける場所に住んでいる」
実際にこう言われています。
ヤバイですね。笑
日本で言う「コンビニ」みたいな存在かもしれません。
しかしコンビニとは違って、店舗は巨大です。
日本にある「コストコ」を想像していただけるとわかりますが、まさにあんな感じですね。
出典:https://people.com/lifestyle/best-walmart-black-friday-deals/
出典:Walmart flexes in the fourth quarter, beats all expectations
出典:How Walmart is applying blockchain tech to increase sourcing from India
店内はこんな感じになっています。
筆者も現在アメリカに住んでいるのですが、現地に引っ越してまず行くのが地元のウォルマートですね。
「とりあえずウォルマートに行けばなんでも揃う」といった感じでしょうか。
「オフラインのアマゾン」とも言って良いかもしれませんね。
初めてウォルマートに来るときはまさに「アトラクション感覚」でお店を回ったのを覚えています。
ということで、ここからもっと詳しくウォルマートのすごさを見ていきましょう。
①世界で28位の経済力
「世界で28位の経済力」というのは、つまり「ウォルマートを国として考えたとき」に全世界で28番目の経済力を誇ります。
そもそも企業と国を横に並べるのもおかしな気もしますが、国の経済規模レベルに巨大な売上を誇っているのがウォルマートです。
上記のツイートでもご紹介していますが、ウォルマートの歳入は5000億ドル(50兆円)を超えていて、これは韓国とインドネシア二国の歳入を足した額よりも高いです。
日本最大の企業トヨタの売上高でさえも27兆円です。
②社員⇨220万人以上
ウォルマートの全世界の社員数は220万人を超えていると言われています。
「220万人」と言われてもパッとこないですね。
トヨタ、ホンダ、日産、三菱、スズキ、スバル、日本のトップ自動車メーカーすべての社員数を足しても数100万人程度です。
京都府の人工が250万人で、新潟県がちょうど220万人くらいの人工です。
つまり全世界のウォルマートで働いている従業員を集めれば新潟県くらいの人工に匹敵します。
それだけ雇用を生んでいるとも言えますね。
③商品数⇨14万点以上
「14万点以上の品揃え」というのは、ウォルマート全店舗の商品数を平均した数なので、中には14万点以上の品揃えのある店舗もあればそれ以下の店舗もあります。
オンラインショッピングならわかりますが、店舗にこれだけの在庫を抱えられるのもその巨大な店舗のおかげでもありますね。
ちなみにですが、アマゾンの取り扱い商品数は2億を超えると言われています。
ですが最近ではウォルマートもアマゾンに対抗すべくオンラインショッピングに力を入れていて、アメリカでは「翌日配達サービス」を始めています。
アメリカのアマゾンはプライム会員でも商品到着に3日くらいかかるけど、ウォルマートのオンラインショッピングは一日で届けてくれる。
年会費とかもないので、実はアマゾンよりも便利だったりする。 https://t.co/QpAPFyePGp
— マサヤ🇺🇸ミナトのすゝめ (@masaya_minato) November 13, 2019
こちらのツイートにもありますが、最近アメリカではアマゾンよりもむしろウォルマートのオンラインショッピングを利用する人も多くなってきています。
④一日のお客さんの数⇨3700万人以上
「世界で最も忙しい駅」と言われている新宿駅の1日の乗客数が350万人弱です。
そもそも一つの駅と全世界に存在する店舗の利用者数を比較するのもおかしな話ですね。笑
ですがなんとなくすごさがわかるかと思います。
3700万人という数字は東京、カナダ、マレーシアの人工よりも多いです。
全世界の1000人に4人が今日ウォルマートで買い物をしている計算になります。
⑤ウォルトンファミリー⇨世界で最も裕福な家族
「こんなすごい企業の創業者って誰なの?」
最後にこの疑問ですが、ウォルマートの生みの親は「サム・ウォルトン」という人物で、この「ウォルトンファミリー」というのは「世界で最も裕福な家族」として知られています。
まさに「資本主義」という感じですが、一族の総資産は約1800億ドル弱です。
この数字は「ビル・ゲイツ」と「マーク・ザッカーバーグ」の資産を足しても届かないくらいです。
ケタが違いますね。
ウォルマートすごいけど…
ここまで「ウォルマートのすごさ」を徹底して解説してきましたが、これがあまりにもすごすぎてアメリカだけでなく全世界で社会問題になっているのも事実です。
一番わかりやすいのが「格差を生んでいる」という点ですね。
というのも、冒頭にも書いてあるようにアメリカにはどこに行ってもウォルマートがあります。
ウォルマートが進出した地域では、小売店が続々と潰されているのが現実です。
大金を持った資本家による大企業が世界各地に工場を持ち、安い労働力&資源で大量生産し、低価格で商品を提供しています。
そんな巨大企業に個人経営の小さなお店が勝てるはずがありませんね。
しかしそういった一方で、現地に大量の雇用を生んでいるのもまた事実です。
「もっとウォルマートのこと知りたいな」
こんな方は以下の記事がおすすめです⇩
11/4〜9日のハワイ旅行で2日目にトロリーバスでウォルマートに行きましたが、食べ物・飲み物・服・生活用品など何でもありビックリしました。
3日目のマリン体験で使うスリッパを購入し、値段は800円程度でした。
日本のスーパーと比較にならないくらい、規模が広く、商品が陳列していました。
因みに日本のスーパーだと西友が17〜18年前からウォルマートと連携しています。
p.s マリン体験はスキューバダイビング、ジェットスキー、バナナボートを堪能して非常に堪能しました。笑
あと、Twitterの投稿もよく見ています。
お世話になっております!^^
その時期のハワイ旅行は最高ですね。
アメリカのスーパーはなんでもデカイということで知られてますが、ウォルマートは中でも巨大ですね。
日本の西友がウォルマートと提携していることで知られていますが、日本市場はウォルマートが予想していたよりもはるかに失敗だったみたいです。
https://minato-intl.com/why-walmart-is-struggling-in-japan
そのへんに関してこちらの記事で詳しく書いているのですが、まだ読んでいなかったらおすすめです^^
僕もハワイには行ったことがないので、いつか行きたいと思っています!
今後ともよろしくお願いします!