【人生が変わる】世界を変えたアメリカの偉人と有名演説

【人生が変わる】世界を変えたアメリカの偉人と有名演説

 

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僕「好きな偉人はだれ?」

アメリカ人「キング牧師かな」

僕「キング牧師の演説なら聞いたことある」

アメリカ人「アメリカで知らない人はいないと思うよ」

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アメリカ合衆国は未だ250年足らずという短い歴史の中で数多くの偉人を輩出してきました。

2つの世界大戦、冷戦、同時多発テロ、テロとの戦い、人種差別など、現在に至っても様々な問題を抱えている国ですが、その度に大統領やリーダーたちが有名演説が生んでいます。

 

本記事では「世界を変えた有名演説5選」ということで、歴史的背景も交えながらご紹介しています。

これらの演説はアメリカ国内ではあまりにも有名すぎるほどで、演説内での名言やフレーズは誰もが一度は聞いたことがあるほどです。

 

演説と一緒にそのへんも一緒に解説していくので、英語の勉強はもちろん、演説の練習にも役立つかと思います。

 

キング牧師

 

キング牧師は「マーティン・ルーサー・キング・ジュニア」という本名でその名の通り牧師です。

1960年代アメリカが白人と黒人との人種差別問題で揺れていた時代に活躍したアメリカの偉人です。

 

1968年に白人男性により暗殺されてしまいます。

現在ではキング牧師の誕生日に近い1月の第三月曜日は国民の祝日になっています。

 

有名演説①

 

 

「I have a dream (私には夢がある)」

 

このセリフはアメリカでは知らない人はいないというほど有名なフレーズです。

誕生日が国民の祝日になっているほどなので当然かもしれませんね。

 

この演説は1963年にワシントンDCで大行進が行われた後、リンカーン記念館の階段上で行われました。

実際にこの演説をきっかけに「どんな人種においてもみな平等である」ということを改めて明記した「公民権法」が可決されました。

 

アメリカにとってこの演説は多大なる影響を与えたことがわかりますね。

この後、キング牧師はノーベル平和賞を受賞することになります。

 

 

マルコムX

 

マルコムX もキング牧師と同様に1960年代に活躍した黒人指導者です。

しかし、マルコムXはキング牧師とは対象的な思想を持っていました。

 

キング牧師が訴えたのはあくまで「非暴力・融和的」なものだったのに対し、マルコムXは「アメリカ政府では国内の差別問題は解決不可能だ」と主張し、アフリカ系アメリカ人は故郷(アフリカ)に帰るべきだと訴えました。

つまりアフリカ系アメリカ人の「原理主義」的な思想です。

 

マルコムXもキング牧師と同様に暗殺により最期を迎えました。

 

有名演説②

 

 

「The ballot or the bullet (投票か弾丸か)」

 

この名言もマルコムXの演説内の一節です。

このセリフはマルコムX の思想を表しています。

 

つまり、アメリカ政府がアフリカ系アメリカ人に投票権を与えなければ我々(黒人)は武器を持って戦うということを示唆しています。

これだけ過激な思想を持った人物でしたが、実際に暴力的なデモを行ったことは一度もありませんでした。

 

アフリカ系アメリカ人の中では現在でも知らない人はいないほど人気の偉人です。

 

 

スティーブ・ジョブズ

 

スティーブ・ジョブズは言わずとしれたアップルの設立者です。

アップルのコンピューターをはじめ、スマホの先駆者でもあります。

 

「アメリカ国家技術賞」という「革新的で重要な技術の開発に多大な貢献をした発明家」にアメリカ合衆国大統領から授与される格式高い賞を受賞しています。

 

有名演説③

 

 

「Stay hungry, stay foolish」

「世界を変えることはできる。そう考えるクレイジーな人が、本当に世界を変えてるんだ」

 

今までの世の中の常識をくつがえした人だからこそ響くものがありますね。

 

 

ジョン・F・ケネディ

 

第35代アメリカ大統領ジョン・F・ケネディは1960年初頭に大統領を努めたアメリカの偉人です。

ケネディ大統領の一番の功績はキューバ危機において核戦争を阻止したことです。

 

当時のアメリカはソ連との冷戦真っ最中でした。

両国ともに大量の核兵器を増産してお互いに牽制し合っている中、当時ソ連とキューバは友好関係にありました。

 

一方でキューバ革命以降政権を握ったカストロ首相はアメリカに対して強硬な態度を取り始めます。

そんな中での1962年、アメリカの偵察機が「キューバでソ連がミサイル基地を建設している」という情報を得ます。

 

当時は水面下での一触即発の事態で、アメリカ側が先制攻撃をしてもおかしくないくらいに緊迫していました。

実際に米国議会では「キューバを今すぐに侵攻すべき」という意見が実際にあったほどです。

 

しかし、ここでアメリカが取った行動がキューバの海上閉鎖でした。

これが非常に上手くいってソ連とキューバを一時的に隔離しソ連の船が一時的にキューバに入れなくなり足止めをくらうこととなります。

 

最終的にケネディ大統領がアメリカ議会においての強硬派を説得させ、「アメリカがキューバを攻撃しない」という条件の下でソ連はミサイル撤去をしました。

このときの大統領がケネディでなければ、強硬派を説得することなどは不可能で、そうなれば核戦争になっていただろうというのが一般的な見方です。

 

核戦争になっていれば米国と同盟にあった日本も当然標的にされていたでしょう。

ヨーロッパを中心に世界中で数百万・数千万の犠牲者が出ていただろうとも言われています。

 

ケネディ大統領は最終的にテキサス州・ダラスでのパレードの最中に暗殺されてしまいます。

 

有名演説④

 

 

 

 

「Ask not what your country can do for you–ask what you can do for your country」

(国があなたのために何ができるかを問わないでほしい。 あなたが国のために何ができるかを問うてほしい)

 

このセリフもアメリカでは有名です。

46歳という若さで亡くなったのが非常に残念でなりませんが、ケネディ大統領の演説はどこか聴衆を巻き込むものがあります。

 

演説のお手本でもあります。

 

 

バラク・オバマ

 

最後はアメリカの歴史上初めての黒人大統領であるオバマ前大統領です。

言うまでもなく、アメリカの歴史において黒人として大統領になるということだけでも偉業とも言うべきですが、筆者的にこの人以上に演説がうまい人はいないとも思っています。

 

彼の政策や政治的理念はおいといて、演説に関しては素晴らしいものがたくさんあります。

特に就任演説と退任演説が「異例」とも言うべきで、英語を勉強中の方やスピーチの仕方を勉強したい方には最適な教材でもあります。

 

有名演説⑤

 

 

オバマ前大統領が就任中には素晴らしい演説が多々ある中で本記事でご紹介するのは、広島に訪れたときに行った17分間の演説です。

アメリカ大統領として初めて被爆地に訪れたのがオバマ氏ということになりますが、歴史的な日だったと思います。

 

日本人としては一度は聞いておきたい演説ですね。

 

 

 

ということで、本記事では数々のアメリカの偉人&演説をご紹介してきました。

これらの演説はアメリカでもかなり有名なので、アメリカで生活しているとスピーチ内で使われている一節・フレーズなども日常的に使われることもあります。

 

なのでこれらの演説は英語の勉強だけでなく、文化や歴史を学ぶ上でも非常に役立つと思います。

日本語字幕で聞いてみたら次は英語字幕に挑戦してみてください!

 

 

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