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とある友人「アメリカ人って性に対してオープンなんでしょ?」
僕「意外とそうでもないんだよ」
とある友人「テレビとか映画ではかなり露出してるじゃん!!」
僕「それは昔から保守的な考えが多かったからこその反動だよ」
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アメリカは本来キリスト教・ピューリタン精神を引き継いでいる国でもあるので性に対しては意外にもかなり厳格な人が多いです。
だからこそアメリカの学校では徹底して性教育を教えています。
本記事では日本とアメリカの性教育事情を比較しながら、アメリカの文化について詳しく解説しています。
性教育の実態
日本でも広く知られているようにアメリカの性教育は日本とは全く異なります。
親と子供の間でセックスの話をするのは普通のことです。
教育現場においても同じで先生がセックスについて詳しく子供に説明することも基本です。
このへんは日本とはかなり異なるかもしれませんね。
しかし、性に対しての考え方がオープンだと言えばそうでもありません。
アメリカでは家族であっても裸を見せ合わなかったり、日本のアニメの一部が規制されていたりなど、そのへんはかなり厳しいので矛盾しているようですが、アメリカの方々はセックスに対して「真面目」な人が多いのが実際のところです。
ちなみにですが、保健体育のことを英語では「Health Education」と言います。
では実際にアメリカの性教育について見ていきましょう。
アメリカの性教育
中学生くらいになると教室で実際にコンドームの使い方、感染予防や避妊の方法などをバナナなどを使いながら先生が詳しく説明するという学校も珍しくありません。
ある高校では、「子育てがいかに大変か」というのを生徒に教えるために「ダミーの赤ちゃんを一日面倒を見る」という課題を課す学校もあります。
また、10代で性的虐待、性的暴行の被害を受けた女性の生活を密着するかなり感情的なドキュメンタリーを授業で見ることもあります。
これを「行き過ぎ」と見るのか、「進んでいる」と見るのかは人それぞれ違うと思いますが、日本とアメリカではこれだけ性教育の内容が異なります。
賛否両論
上記でも書いていますが、アメリカは意外にも性に対して保守的です。
今でもアメリカで影響力のある宗教はキリスト教ですが、本来の教えでは結婚前のセックスはNGです。
したがって、厳格な家庭では徹底して子供に結婚前のセックスを禁じています。
また上でも書いていますが、アメリカでは日本のアニメが「性的描写が多すぎる」ということで一部規制されていたりもします。
例えばナルトで言う「お色気の術」だったり、パンツが見えるシーンはカットされていることがほとんどです。
また、アメリカでは温泉の文化がないということからわかるように、他人の裸は基本的に見せ合いません。
日本では家族なら一緒にお風呂に入るのも当たり前ですが、アメリカでは家族であっても裸を見ることはありません。
これは同性の家族でも同じです。
ちなみにですが、前にアメリカ人と一緒に「となりのトトロ」を観ていたときに、メイとサツキがお父さんと一緒にお風呂に入るシーンを見てアメリカ人の友達数人が驚愕していました。
「昨日お父さんと一緒にお風呂に入った」
日本では当たり前でも、アメリカでは子供がこんなことを言えば大問題になるので、アメリカに住んでいる方は注意が必要です。
ちなみに、1歳や2歳くらいの頃は、親が「服を着たまま」子供がシャワーを浴びるのを手伝ってあげて、ある程度大きくなったら一人で浴びさせます。
アメリカでの風俗経営はネバダ州を除いて全米で違法となっています。
つまり、アメリカ人は「性にオープン」というよりも「真面目」と言ったほうが当てはまるかもしれません。
上で書いてあるような性についての授業は実際に授業を行う前に生徒の保護者に対して「次の授業ではこのように教えます」というように念みつな確認を取り合いながら了承を得た上で成立しています。
そのような場合は事前に不参加を申請すれば授業に出なくてもいいことになっています。
この性教育のあり方は国を挙げて論争が起きるくらいの議題にもなってるのも事実です。
ある学校では小学6年生の子供達にコンドームを配って賛否両論となったり、コンドームの実演の授業で実際の男性器の模型を使う学校もあります。
アメリカには昔からピューリタン精神を引き継ぐ方々もいて、性教育を変えるべきだという主張も存在するのが現実です。
このように性教育は政治的な論争にも発展しています。
アメリカはドラマや映画の世界観とはかなり異なるのが実際のところです。
もちろん人や家庭によってそれぞれ異なり、都会や田舎など地域によっても違います。
性に対して真面目な人は結婚するまでセックスはしません。
逆に性に対してオープンで中学生で初体験を済ませる人も中にはいます。
そういう意味では両極端と言っても良いかもしれませんね。
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