こんにちは。当サイト「ミナトのすゝめ」では、アメリカの文化や歴史、留学情報や英語学習まで幅広く発信しています。
筆者は現在アメリカの「ノースダコタ州」という田舎の州立大学に留学しています。
ということで、先日ツイッターにてこんなことをつぶやきました⇩
近々ブログで「アメリカ大学生活、昨年度の支出まとめ」みたいな記事書こうかなとふと思いついた🤔
毎月末にエクセルで支出と収入、使ったもの、全部まとめてたのがここにきて役にたった。
— マサヤ🇺🇸ミナトのすゝめ (@masaya_minato) February 29, 2020
僕が単身はるばるアメリカに初めて留学したのももうかれこれ6年前の話になりますが、一度学費を払えなくなり日本に帰国しています。
日本で3年ほど働いた結果700万円ほど貯金できたので、再度留学を決意したのですが、現在では前回の失敗を経てエクセルを使ってすべての支出を管理するようになりました。
友人からは、「日本人ぽいね」とか、「マメだね」なんて言われたりもしますが、お金をエクセルで管理することは一番の「節約方法」だと思っています。
と、筆者の話はこのへんにして、早速「アメリカ留学、一年分の生活費まとめ」ということで、筆者の去年一年間の出費をすべて公開しています。
アメリカ留学の費用
学費に関して
最も費用としてかさむのが「学費」になりますが、本記事では「学費にどれだけ払っているのか」というのはあえてはぶいていきます。
というのも、学費に関してはピンキリで、「留学の目的」によってかなり幅があるからですね。
例えば、筆者は4年制大学に通っているのですが、アメリカの4年制大学の学費はかなり高めです。
「平均で年間200万〜300万円かかる」とも言われていて、もっとレベルの高い私立大学であれば年間500万円ほどかかります。
アメリカの学費の高さは異常です。
日本と同じで学生ローンを返済できなくなって破綻する大学卒の人が増えているのが問題となってる。
この「貧困ビジネス」で利益を得てるのはお金を貸してるメガバンクと連邦政府、民間の債権回収会社です。
奨学金を借りてまで留学するのは正直おすすめしません。
— マサヤ🇺🇸ミナトのすゝめ (@masaya_minato) July 19, 2019
結構前ですがこんなこともツイッターでつぶやいています。
アメリカの大学を卒業するのにはかなりのお金が必要になります。
そこでアメリカの学生や多くの留学生は「返済不要」の奨学金をもらって大学に通います。
ちなみにですが、アメリカの大学は学費がかなり高い代わりに奨学金制度がかなり充実しています。
「スカラーシップ」というやつですね。
大学卒業後にお金を返済しなければならないのは、「奨学金」ではなく、「学生ローン」なので、学生ローンを大量に借りてまでアメリカに留学するのは正直おすすめしません。
「借りるくらいなら、返済不要の奨学金を応募しましょう」ということで、そのへんを以下の記事で詳しく解説しています⇩
また、できるだけ学費を抑えたい方におすすめなのが、まずは2年制大学(コミュニティーカレッジ)を卒業し、4年制大学に編入するパターンです。
というのも、コミュニティーカレッジというのは、4年制大学に比べ学費が圧倒的に安いからですね。
単純計算で、学費の高い4年制大学に4年間通うよりも、コミュニティーカレッジに2年間、4年制大学に2年間で、計4年としたほうが安く抑えられます。
もう一つの「留学の目的」としては、語学の習得を理由とした「語学学校」に通うパターンですね。
語学学校に関しても他の国に比べると高めですが、4年制大学に比べるとかなり安めです。
社会人の方などは特に、「数カ月だけ英語の勉強をしにアメリカへ」という人もかなり多いと思います。
語学学校の1ヶ月の費用は以下の記事で詳しく解説しています⇩
では、「学費」に関しての話はこのへんにして、ここからが本記事の本題である、「アメリカ留学の生活費まとめ」を見ていきましょう。
家賃
年間3,817ドル(約410,000円)
$335×5ヶ月+$306×7ヶ月=$3,817
年間の家賃が41万円ほどでした(光熱費&インターネット含む)。
最初の5ヶ月は大学の寮(ルームメイト1人)に住んでいて、その後夏休みに入った頃からアパート(友達2人とシェア)に引っ越したので少し家賃が安くなりました。
冒頭にも言ったのですが、筆者が住んでいる場所は「ノースダコタ州」というかなりの田舎です。
これがニューヨークやカリフォルニアなどの州になるとこの家賃の倍ほどかかってくると思います。
こちらの記事で詳しく書いていますが、田舎である最大のメリットがここかもしれませんね。
ニューヨークやカリフォルニアなど、よっぽどの都市や税金が高い州でない限り家賃はだいたいこのくらいが相場かと思います(ルームメイトとシェアした場合)。
アパートに一人暮らしの場合だと月に500ドルから700ドルくらいが相場なのかなと思います。
シェアしたときの倍ですね。
食費
年間2,837ドル(約305,000円)
この中の2000ドル(21万円)は最初の5ヶ月間の「ミールプラン(Meal Plan)」が含まれています。
「ミールプランってなに?」
ミールプランとは大学の寮に住んでいる間は必ず払わなければならないもので(大学によって異なる場合あり)、大学にある学食でご飯が食べられる食事プランのことです。
5ヶ月で2000ドル、月々400ドルで大学の学食が「食べ放題」なので、わりと好きでした。
僕の大学の学食は朝7時から夜中の1時まで開いているので、その間ならいつ何時に行ってもご飯が食べられます。
アパートに引っ越してからは自炊だったので、そこからは月々の食費はかなり抑えました。
食材や調味料を買うのに月100ドルくらいですね。
と言っても、大学の学食でアルバイトをしていたので、そのたびに学食のご飯を無料で食べていました。
生活費を抑えたい方は学食でアルバイトをするのもおすすめです。
ちなみにですが、学食でのアルバイトはキャンパス内のお仕事なので留学生でも完全合法です。
外食費(交際費)
1,065ドル(約114,000円)
こう見ると外食にかなり使ってますね。笑
友達の誕生日や授業のプロジェクトなどでのお疲れ会などで外食をたくさんしていたので、これはあんまり当てにしないほうが良いかもしれません。
アメリカではレストランはかなり高めで、食事+チップでかるく20ドル(約2,100円)ほどいきます。
節約には外食はあまりおすすめしません。
医療保険
1,976ドル(約210,000円)
僕の大学では「大学が指定している医療保険」というのがあり、それに必ず加入&年に2回保険料を支払うことになっています。
結構痛い出費ですが、万が一のことを考えると安心でもありますね。
おそらくほぼすべての大学が留学生の保険加入を義務としているかと思います。
保険の値段に関してはピンキリなので、これは大学のウェブサイトや留学先の情報を見てみるのが良いと思います。
年間で大体このくらいはかかると見ていていいと思います。
携帯代
396ドル(42,000円)
33ドル×12ヶ月=396ドル
携帯は月1ギガのプリペイドを使って月33ドルです。
キャリアはAT&Tですが、これはわりとおすすめです。
交通費
386ドル(約41,000円)
去年まで車を持っていなかったので、移動といえばリフトやウーバーといったタクシー&配車アプリを使っていました。
なので、この「交通費」というのはこのへんの支出ですね。
「アメリカでは車なしでは生きていけない」と言われますが、こういった配車アプリを利用することで、一応移動はできます。
考え方によっては、車を買って、自動車保険+ガソリン代+車検+修理費など計算すればこっちの方が節約できるのかもしれませんね。
買い物
2,155ドル(約230,000円)
ここもかなり使ってますね。
まずは引っ越しの時にベッド、机、椅子、調理器具などなど色々買ってこれがだいたい500ドルくらいでした。
さらに去年1年間の間に色々あってスマホを2台購入し、その他洋服なども結構買いました。
なので、このへんも個人差あるのであまり当てにしなくてもいいかと思います。
一年間の生活費合計
12,632ドル(135,000万円)
去年一年間の生活費、筆者の場合はこんな感じでした。
これプラス学費なので、留学は結構お金かかりますね。
こう見ると外食やその他もろもろの買い物でお金を使ってしまってますね。
大学内で週18時間ほど働いて、月に500〜600ドルくらいもらっていたのもあって、それに比例して出費も増えていったというのがあります。
日本に一時帰国したい方や、他の州に旅行したいなと言う方は、このへんの外食費、ショッピングなどの出費を抑えて航空券などに使うとちょうど良いのかもしれませんね。
「一年間で大体このくらいお金かかるんだぁ」くらいに思っていただけるとさいわいです。
ということで、本記事では「アメリカ留学、一年分の生活費まとめ」ということで、詳しく解説してきました。
「どうやったらアメリカで節約できるの?」
こんな疑問を抱いた方も少なくないかと思います。
以下の記事ではそのへんも詳しく書いているので、気になった方は一読を⇩
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