【日本より寛容?】アメリカでヒッチハイクは可能なのか

【日本より寛容?】アメリカでヒッチハイクは可能なのか

 

「ヒッチハイクは最高の人生レッスンです」

筆者が以前、埼玉県から島根県・出雲までヒッチハイクで行ったときに記事の中でこのように書きました。

 

最近日本では、ヒッチハイクをする方が増えていますが、アメリカではどうなのでしょうか。

本記事では日本とアメリカの文化を比較しながら「アメリカでヒッチハイクは可能なのか」ということについて詳しく解説しています。

 

「アメリカでヒッチハイクは本当に危険」というのを聞くけど実際どうなの?

このような疑問にお答えします。

 

 

アメリカでのヒッチハイクは危険です

 

結論から言うと、アメリカでのヒッチハイクは日本に比べ圧倒的に危険です。

というよりも、日本が海外に比べダントツに安全だからです。

 

外国から来た方がよく日本でヒッチハイクをしているのも、「日本は安全だから」という保証があるからです。

海外ではヒッチハイクを装った強盗もたくさんいますし、ヒッチハイカーが行方不明になるケースがたくさんあります。

 

昔「電波少年」というTV番組で、猿岩石がヒッチハイクでユーラシア大陸を横断しましたが、これは「奇跡」に近いほどの大業であることがわかります。(といっても、旅の途中何度も危ない目に遭っていましたが…)

 

なので海外ではそもそも知らない人を車に乗せないし、乗るのも恐怖です。

アメリカでもそれは例外でなく、かなり危険な行為です。

 

ということで、ここからは日本とアメリカの違いを見ていきながら、ヒッチハイクの危険性を書いていきます。

 

①広大な土地

 

アメリカで最も怖いのは人種差別でも、治安の悪さでもなく、「果てしなく続く広野」です。

車で数十キロ走っても家一つないという地域がアメリカにはたくさんあります。

 

つまり国土の広さが日本とは比べ物になりません。

そのような田舎の地域では、電車、バス、タクシー、コンビニ、自動販売機なんてあるはずもなく、一人になったら本当に死ぬ危険性が出てきます。

 

また、広野だけでなく、中西部に行けば山脈、南部の方だと砂漠を越えないといけない場所などもあり、北部は冬の時期になれば-30℃を超えることもあります。

したがって、アメリカは地形や利便性も含め日本とは全く違うことがわかります。

 

②ヒッチハイクは違法

 

出典: 全米・各州の弁護士に聞いた「アメリカでヒッチハイクは合法なのか!?」またその法律の内容とは?

 

アメリカではほとんどの州でヒッチハイクが法律で禁止されています。

上のマップでもありますが、完全に違法ではない州は緑の地域だけです。

 

他の州では基本的にヒッチハイクは違法ということになっています。

これはヒッチハイクをしている最中の事故や、後続車への追突事故を防ぐためのものです。

 

これはヒッチハイクだけでなく、道路脇で何かを販売したり、パフォーマンスをやる行為も含め禁止ということになっています。

当然ですが、ヒッチハイクを装った犯罪や、ヒッチハイクをして行方不明になってしまったケースも過去にたくさんあるので、そのへんも考慮されています。

 

また、刑務所周辺の地域では「脱獄者をヒッチハイクしないように」かなり厳しく取り締まっている場合もあるので、そもそもヒッチハイクに対しての危機感が日本とは違うとも言えます。

 

③医療費がケタ違い

 

「アメリカの医療費は世界で最も高い」とされていて、もし救急車で運ばれて、一日でも病院で過ごすことになれば数百万円かかることもあります。

緊急手術や骨折などの治療費なら数千万円かかります。

 

したがって、アメリカでは治療費数百万円をカバーする海外保険(クレジットカードなど)に加入していても足りない場合がほとんどです。

これはアメリカに旅行する全ての人に言えますが、特にヒッチハイクに関しては事故やトラブルに巻き込まれる可能性が圧倒的に高くなります。

 

アメリカでヒッチハイクするにはこのへんの危機管理や準備も必須となります。

 

④危険な地域

 

「ある一線を越えると街の雰囲気が一気に変わる」

アメリカではこのような地域が多々あります。

 

というのも、アメリカは貧富の格差が日本とは比べ物になりません。

これは政治的な問題でもありますが、スラム街に入れば「紛争地帯」に入り込むようなものです。

 

これは大げさではなく、例えばアメリカ屈指の治安の悪さを誇るシカゴは、現在戦争中のイラクやアフガニスタンよりも多くの死者数を出しています。

 

出典:Chicago vs. Iraq & Afghanistan

 

また、アメリカ国内にある銃の数は世界一を誇ります。

これも現在戦争中の国にある銃器の数をはるかに上回っています。

 

したがって、アメリカ国内では銃犯罪や乱射事件が相次いでいます。

学校や教会にいきなり乱入者が現れて銃を乱射して数十人を殺害する事件が相次いでいるのも現実に起こっています。

 

出典:銃社会アメリカ 数字で見る被害と支持

 

このように、日本でのヒッチハイクとアメリカのヒッチハイクでは危険度が圧倒的に異なることがわかります。

 

 

不可能ではない

 

ここまで色々と書いてきましたが、アメリカにもヒッチハイクをやっている人はいます。

「ヒッチハイクは違法」と上でも書いていますが、道路脇でのヒッチハイクが禁止なだけで、コンビニやガソリンスタンド、駐車場などで直接尋ねて乗せてもらうことは違法ではありません。

 

もちろん人にもよりますが、声をかければフランクに応じてくれる人も多くいます。

実際に筆者もアメリカで一度だけ知らない人にお世話になったことがあります。(近い距離)

 

アメリカは「車社会」ということで、道路脇を歩いている人を見かけるのはかなり稀です。

なので、歩いていたら余計に目立つこともあり、「乗っていくか?」と声をかけられることも実際によくあります。

 

特に寒い時期や田舎の地域では助け合いの精神が強いので、乗せてくれる方も多いと思います。

しかし横断など、何十台もの車を乗り継ぐような旅はかなり難しいと思います。

 

英語はもちろん、アメリカの土地や文化に慣れている方ならおすすめですが、あくまで自己責任でヒッチハイクを楽しんでください。

 

最近では「中学生がヒッチハイクでアメリカを横断しようとした」ということが話題になっていますが、未成年などもってのほか危険です。

ヒッチハイクをすることはすごいことではなく、「乗せていただいた方々」との出会いを大切にするのがヒッチハイクの醍醐味です。

 

「ヒッチハイクで〜まで行った」

これを武勇伝として語るのではなく、人との出会いがヒッチハイクでは最も大切です。

 

 

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