こんにちは。筆者は現在アメリカの大学に通いつつ、当サイト「ミナトのすゝめ」でアメリカの歴史や文化、英語学習などの情報を発信しています。
現在英語の勉強をしている方で「電子辞書を買おうかな?」と悩んでいる方、筆者はこの記事を通して「ちょっと待って」と、もう一度「電子辞書」に関してのお話をしたいと思います。
というのも、電子辞書も安くはないですね。
僕も高校生の頃からずっと英語を勉強していましたが、語学の勉強にはお金がかかります。
そこで、「少しでもお金を抑えるために」ということで、本記事では「電子辞書は必要ないよ」ということを詳しく解説していきます。
本記事の信頼性
上でも書いていますが、高校生の頃からずっと英語を勉強してきて、今ではもうだいぶ英語にも慣れて、アメリカでも全く問題なく生活ができるようになりました。
海外ドラマや映画なども字幕無しで完璧に理解できるようになりましたが、筆者もずっと単語の翻訳は電子辞書や紙の辞書など様々な物を使ってきました。
このへんに関しては、「誰よりも詳しいんじゃないか」という自負をしております。
というのも、以前「電子辞書VS紙の辞書」という記事も書いています。
こちらの記事ですね。
この記事では「電子辞書の方が効率が良いよ」というのが結論でした。
ですが、この記事も2018年の記事なので、もうかれこれ2年前のお話です。
この2年でだいぶ時代は変わりました。
というのも、電子辞書はもう時代遅れで、すでにもっと効率の良いものがあります。
ということで、ここから「電子辞書に変わるもの」をご紹介していきます。
わからない単語⇨ググる
ずばりわからない単語があればググってください。
単純すぎて申し訳ないくらいですね。
ですが、グーグルの検索機能は英語学習においても最強です(改めて)。
例えば「Dedicated」という英単語をグーグルで検索にかけたときに出てくる画面がこちらです⇩
検索設定の変更などなにもしてないですが、「英単語単体」や「英単語 意味」などでグーグルに検索をかけると「オックスフォード」の辞書から自動的に単語の意味や定義が英語+日本語で出てくるようになっています。
もちろんこれはパソコンからだけでなく、スマホやタブレットからでも同じような画面が出てきます。
ここまで「わからない単語に遭遇⇨グーグルで単語を打つ⇨検索結果」までの所要時間はわずか数秒です。
この数秒で英英翻訳、日英翻訳、例文、大量の同義語、語源、さらには「使われている年代」までも瞬時に出てきます。
この中で筆者が特に好きなのは、「使われている年代」という項目です。
今ではもうほとんど使われていないような英単語、例えば「Splendid」という単語⇩
こちらの英単語、「素晴らしい」みたいな意味合いがありますが、この上のグラフでもわかるように今ではほとんど使われなくなっています。
イギリスではわかりませんが、少なくともアメリカではこの単語を使っているのは歴史映画の中でしか聞いたことがありません。
つまり「古い言葉」になります。日本で言う「江戸時代によく使われていた単語」みたいな感覚でしょうか。
昔日本人の友達がアメリカ人に対して、この「Splendid」という単語を使った時に「不自然だよ」と冗談混じりで笑われていましたが、このように「使われている年代」まで教えてくれる「グーグル」は神とも言えます。
つまり論文やレポートなどを書いている時に「この単語はこの文章に果たして本当に相応しいのか?」という疑問を解決してくれます。
効率が圧倒的に良い
紙の辞書はまた別の話として、電子辞書の場合でもここまで一気に大量の情報は出せないかと思います。
つまり英語圏で勉強している学生やこれから留学を考えている人は、電子辞書など必要なく、大学の講義中やクラスでわからない単語があればググった方が圧倒的に効率が良いというわけですね。
どっちにしろ、ほとんどの授業でノートパソコンは使うので、みんな机の端にパソコンを常備させています。
ノートパソコンでなければスマホでもいいですね。
これだけのデバイスがあるのに、さらに大金を出して電子辞書を買うのはどう考えても非効率的ですよね。
時間が命
ではなぜここまで「効率」にこだわるのかと言うと、僕も留学していて痛いほど感じていますが、授業中やディスカッション、リサーチやレポート、論文などを書く際は「時間が命」になります。
授業中にわからない単語が出てきた場合、瞬時に調べることができなければ授業についていけません。
アメリカの大学は現地の学生でも死ぬほど勉強します。
さらに留学生になると、さらに「ハードモード」になるので、毎日必死です。
アメリカの大学の授業はほとんどがディスカッション、グループプロジェクトとかで講義の方が圧倒的に少ない
それで授業の最後に小テストがあるから、授業前に教科書読んでチャプターを理解してないと撃沈する
これを全授業やるので、毎日教科書100ページほど読むことになる
嫌でも英語が伸びます
— マサヤ🇺🇸ミナトのすゝめ (@masaya_minato) February 11, 2020
こちらのツイートにもありますが、クラス前の予習に1チャプターを丸々読むのことも当たり前なので、毎日数十ページ、一週間に100ページ以上は確実に読むことになります。
そんななかで、わからない単語があればその都度調べないといけないので、普通のアメリカ人の生徒に比べ倍以上の時間がかかります。
つまり効率を上げることこそが留学のすべてです。
【結論】電子辞書⇨不要です
今まであまり多くの方が「電子辞書不要論」を語ってきませんでしたが、電子辞書は明らかに時代遅れの産物でもあります。
今ではネット検索がかなり充実しているので、パソコンやスマホをすでに持っている人はわざわざ数万円出してまで、電子辞書を購入する必要はないですね。
ではなぜ未だに電子辞書を購入する人がいるのか、それは「電子辞書=英語の勉強」「英語の勉強=電子辞書」のようなステレオタイプが日本にあるからかもしれませんね。
これは実際に僕もありました。
「電子辞書を買った⇨英語の勉強を頑張れる」みたいな感じですね。
あとはすべての英語学習教材に言えることかもしれませんが、「宣伝の力」です。
今でもネットで「電子辞書」などと調べると、「電子辞書は必要ないよ」という記事よりも、「おすすめの電子辞書10選」というのが多く出てきます。
これは簡単に言うと、「アフィリエイト」の力ですね。
このようにたくさんの電子辞書をおすすめし、読者がその記事のリンクから電子辞書を購入、結果的にブログの筆者にお金が入るといった具合です。
特にアマゾンなどで数万円で売っている電子辞書などは「インセンティブ」がわりと高い傾向にあるので、ブロガーにとっては狙いどころなのかもしれませんね。
そうは言っても、当ブログ「ミナトのすゝめ」でも英語の教材など、たまにですが宣伝させていただいています。
これらは実際に筆者が使ったもの、実際に「良いと思ったもの」を「おすすめ」として書いています。
ですが、電子辞書に関しては全く不要なものだと思っているので、本記事では全力で「電子辞書不要論」を書いてみました。
では明日から、電子辞書ではなく、「ググる」クセをつけていきましょう。
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