こんにちは。本記事はミナトのすゝめ「海外留学」に関しての記事になります。
悲しいですが、「優しすぎる人」は海外ではなめられてしまうという現実があります。
特に「日本人はシャイ」「日本人はNoと言わない」という独特な日本文化は海外でもわりと知られているためかなり下に見られることもあります。
筆者も実際に体験したことが何度もありますが、本記事ではそんな体験談を基に「海外でなめられないようにするにはどうすべきか」という対処法まで詳しく解説していきます。
日本人は海外でなめられる?
繰り返しますが、日本人は海外で「なめられがち」というのは事実です。
筆者が初めてアメリカに単身渡米して大学に入学したのもかれこれ5年前のことになりますが、当時は英語も全くできなかったのでまさになめられていました。
相手が話しているときに理解できなさすぎて「キョドってしまう」感じですね。
日本だとゆっくり話してくれたり、相手の理解できるような言葉遣いで話したりする人も多いかと思いますが、アメリカだとそんなことはめったにありません。
相手が外国人だろうと容赦なく普通のスピードで話してきます。
それがアメリカにおいての「マナー」でもあるからですね。
英語圏に留学する方なら英語、その他の国に留学するなら現地の言葉をある程度できるようになってから行くということに越したことはありません。
アジア人だから?
これはアメリカに限るのかも知れませんが、「アジア人だからなめられる」ということは基本的にありません。
こちらの記事でも詳しく解説していますが、世界には「アジア人へのステレオタイプ」が広くあります。
「アジア人=つり目」というようなものですね。
しかし、アジア人=「礼儀正しい」「フレンドリー」「面白い」というようなポジティブなイメージがあるのも事実です。
実際に「アジアの文化に興味があるよ」と言って話をかけてくる人もいるくらいです。
これは日本単体でもそうですね。
日本に対するネガティブなイメージがあるのと同時に日本の文化に興味を持っている人も多いのが現実です。
しかし同時に「なめてかかってくる」人もたくさんいます。
ということで、ここからは実際に「なぜなめられるのか」「なめられないためにはどうすべきか」ということを実体験も含め解説していきます。
①Noと言えない人
日本には「察してくれる」という文化がありますが、海外では基本的に相手が察してくれることはありません。
こちらの記事にも詳しく書いていますが、英語と日本語の「コンテクスト」は真逆です。
というのも、英語は「ローコンテクスト」と言われ、話し手が直接的に意思を伝えないと会話が成り立ちません。
なので「これやってもらいたいんだけど」と言われたときに、「いやちょっと…」という反応をするとまずわかってもらえません。
嫌なことははっきりと「No」と伝えることですね。
日本の感覚だとキッパリ「No」と言うのは失礼になりかねませんが、他の国ではそんなことはありません。
むしろ「あの人は断らない=なんでも言うこと聞いてくれる」ということで、優しさを利用されかねないので注意が必要です。
海外ではこのように油断していると「搾取」されて終わります。
②仕草
仕草に関しては長年日本に住んでいればしょうがない気もしますが、「日本的な仕草」は相手によってはなめられてしまうこともあります。
例えば日本では初対面の人に対してもペコペコお辞儀をしたり、相手の会話を聞いている時に「へぇーー」「スゴーイ!!」というように大げさにリアクションをしたりするのが「礼儀」でもありますが、これを海外でやるとなめられます。
前にアメリカ人の友達と日本のTV番組を見ていた時に、出演者の驚いた時の相づちやリアクションが「嘘っぽくてイライラする」と言っていましたが、このようなオーバーなリアクションはNGです。
挨拶に関しては国によっても異なりますが、ペコペコするのは避けるのが無難かもしれませんね。
中には日本の文化を知っている人で「礼儀正しいね」と言ってくる人もいますが、そんな人はかなりまれです。
③周りに流される人
「村八分にされる」なんていう言葉が日本語にはありますが、日本含む、アジア系の文化はわりと「小さいコミュニティー」を重視しがちかもしれませんね。
意外かも知れませんが、特に留学中は「狭い世界」に閉じこもってしまいがちになります。
アジア人や日本人留学生だけで常に行動して、周りの空気を常に読んでいる人もよく見かけます。
だからといって、「アジア人や日本人留学生とはつるまない方が良い」「現地の人と常に一緒にいるべきだ」とは言いません。
シンプルに仲良くなった人と一緒にいればいいだけですね。
大事なのは「周りに流されないこと」です。
特に留学中に友達を選んでいると疲弊するのであまりおすすめしません。
④フェミニン男子
これもまたアメリカの話になってしまいますが、アメリカでは基本的に「外見」で人を判断されることはありません。
服装で言えばアメリカ人はダサいです。
そんなアメリカですが、強いて言うならば「フェミニン系男子」はなめられてしまいます。
代表的なのが「眉毛を剃っている男子」ですね。
日本だと眉毛を整えたり、剃るのも当たり前ですが、アメリカだとゲイだと思われてしまいます。
もちろんゲイだからといってバカにされることはありませんが、自分がゲイでもないのにそう思われるのは違いますね。
日本では美容やファッションなど頑張っていて、綺麗系、可愛い系男子が人気だったりしますが、海外のほとんどの国では感覚が違います。
強いて言うならば「K-POP」で有名な韓国くらいでしょうか。
その韓国でも「男子はマッチョであるべき」というのがあるように、細い男子は人気がありません。
アメリカに行ってマッチョになって帰ってくる日本人留学生が多いですが、アメリカで細い男子は本当になめられます。
⑤我慢しすぎる人
「日本人観光客はボッタクられても”まぁしょうがないか”で済ませてしまう」
前にフィリピン人の友人がこんなことを言っていましたが、これも海外では「カモ」にされてしまいます。
「自分に非があったのかな…」
「まぁ優しくしてもらったし…」
「良いところもあるから…」
こう言って我慢するのはある意味で「国民性」でもあるのかもしれませんね。
フィリピンなどの東南アジアの国で「日本語で話しかけてくる現地の人」は大体日本人目当てにボッタクリを狙った人間です。
というのも、「日本語話してる=親日」ということで信頼してしまう日本人の方も多いからですね。
明らかに間違っていることや嫌なことをされたらハッキリと怒ったほうが良いですね。
争いを好まずに我慢してしまう人も多いかと思いますが、まさになめられて終わってしまいます。
メディアの影響
「日本人がなめられがち」なのはメディアの影響が大きいとも言えます。
日本のアニメやドラマ、映画などですね。
前に同じ大学に日本人の新しい女の子が入学してきたことがありました。
その女の子はシャイで、礼儀正しい子ですが、周りの僕の友達は「She’s so Japanese(まさに日本人って感じの子だね)」と言っていたことがありました。
「どんなところが?」と聞いたところ、「日本のドラマとかアニメでよくいるような子」と言いました。
このように「日本人=シャイ、礼儀正しい、何も言わない」という印象は日本の文化がもたらしたものでもありますね。
ということで、本記事では「海外でなめられないようにするには」ということで、筆者の実体験を基に詳しく解説していきました。
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