【日本とは違う】アメリカの警察官は怖いです⇨3つの注意点

【日本とは違う】アメリカの警察官は怖いです⇨3つの注意点

 

こんにちは。本記事はミナトのすゝめ「アメリカ文化」に関して書いていきます。

アメリカの警察官は怖いです。治安の悪いアメリカを考えれば当然かもしれませんね。

 

ということで、先日ツイッターでこんなことをつぶやきました⇩

 

 

本記事では日本とアメリカの警察のシステムを比較していきながら、アメリカの文化、治安などに関して詳しく解説していきます。

 

アメリカの警察

 

繰り返しますが、アメリカでは「警察官」といえば「圧倒的上の立場の方々」という認識です。

もちろん日本でも「将来なりたい職業」「憧れの職業」というように、尊敬されているのはもちろんですが少し意味が違います。

 

日本ではあくまで「警察官=公務員」ということで、「市民」と同等な権利を持っているというのは共通認識かと思います。

アメリカでは違います。

 

「警察官=市民を守る立場」という認識が強いため、市民よりも上の立場です。

なので警察官は市民に対してはタメ口が当然ですし、市民は警察官に対しては100%敬語を使います。

 

ときには「Thank you for your service (お勤めご苦労さまです)」というような声をかける人もいます。

 

警察=国家権力

 

日本「警察官=おまわりさん」

アメリカ「警察官=国家権力」

 

日本には昔から「交番」というシステムがあり、警察官というのはあくまで市民に近い存在でもありますね。

しかしアメリカで警察官といえば「国家権力」そのものです。

 

運転中の違反で警察官に止められたりした場合は必ず指示に従いましょう。

両手はハンドルの上に置き、車から絶対に降りてはいけません。

 

ドラマや映画のような世界に聞こえますがわりと本当です。

アメリカは銃社会なので、それ相応の対応を警察官もしてきます。

 

それで黒人の方々が警察官に殺害されて社会問題になっているのが現実です。

アメリカでは毎年「日本でのあらゆる犯罪の殺人数」を合わせた数よりも多くの人が警察官によって殺害されています。

 

「人工100万人あたりの警察官によって殺害された人数」では、アメリカはG7の中ではダントツトップで3.6人です。

2位のカナダは0.67で、日本は0です。

 

アメリカの社会問題

このような現状が長年続いているため、アメリカ国内では警察官に対する評判はめっきり悪くなっているのが現実です。

 

数年前に「Black Lives Matter(黒人の命も大切だ)」という運動が起きて、全米で黒人による大規模なデモが起きました。

というのも、警察官によって殺害されているほとんどの被害者が黒人含む、いわゆる有色人種だからです。

 

「警察官は白人に対しては撃たないが、黒人なら迷わず殺す」

 

こういうように、警察官による殺害を「人種差別だ」として訴えているわけですね。

 

しかし逆に言えば事件の中で殺害された警察官の方も圧倒的に多いのも事実です。

アメリカでは「誰が銃をもっているのか」がわからないので、警察も神経質になるのは当然かもしれませんね。

 

アメリカ警察官の装備と対応

 

アメリカの警察官は装備も日本の警察官とは違います。

日本の警察官はリボルバー式の拳銃なのに対し、アメリカの警察官が持っている拳銃は「オートマチック製」で10発以上の銃弾を詰めることができます。

 

ちなみにですが、アメリカでは事件のあとに押収した銃はその後警察の装備として再利用しています。

日本では「証拠品」として保管されたあとに溶鉱炉行きなので、そのへんはわりと「銃のエコ」かもしれませんね。

 

拳銃の他には警棒・スタンガン・手錠・催涙スプレー・懐中電灯などの装備を常に持ち歩いていると言われています。

2015年に日本国内で警察官が銃を発砲したのは、たったの6発と言われています。

 

これからわかるように、日本の警察官はまず警告⇨威嚇射撃⇨射撃というように、めったなことで犯人に対しては銃を撃ちません。

それこそ有事の際だったとしても撃てば大騒ぎになります。

 

だからこそ日本の警察官は柔道や剣道といった武術の訓練もするのですが、アメリカでは銃を積極的に使います。

上でも書きましたが、アメリカは銃社会なので警告などする暇もない時はまずは足などを撃って犯人を動けなくさせます。

 

これからわかるように、日本と警察官では装備だけでなく対応の仕方も全く違いますね。

 

 

警察に接する点での注意点

 

ここからはアメリカに今度行く方や、現在住んでいる方に向けて「万が一警察のお世話になった時」のための注意点を書いていきます。

 

①交通違反の場合

 

こちらは繰り返しになるのですが、車を運転していてパトカーに止められたら必ず脇に車を止めて余計なことはしないようにしましょう。

両手はハンドルに置き、同乗者全員車から降りる行為はNGです。

 

「これはさすがに大げさじゃない?」という方、これやらないと本気で撃たれます。

 

アメリカの警察官は「ガチ」です。

 

また、道路でパトカーの前に車線変更で無理に入るのも避けましょう。

その場合止められることもあると言われています。

 

つまり警察というのは「舐められてはいけない」からですね。

 

②反抗したら刑務所です

 

日本では犯罪者を逮捕するには「逮捕状」が必要になります。

しかしアメリカでは警察官に「危険」とみなされればすぐに身柄を拘束されます。

 

つまりこの身柄の拘束のことを「Get arrested(逮捕される)」と言いますが、とりあえず逮捕してから聴取が始まります。

この点アメリカに旅行で行かれる方などは注意が必要ですね。

 

街中で酔っ払っていて警察官に止められた時に、反抗でもしてしまった場合は拘束されます。

翌日に「覚えてない」と言っても許してもらえません。

 

これは日本でも同じかと思いますが、アメリカだとより注意が必要になります。

 

③ポケットに手を入れない

 

警察官の前ではポケットに手を入れる行為はNGです。

というのも、銃や何らかの武器を取り出すのではないかと疑われる可能性があるからですね。

 

繰り返しになるのですが、アメリカは銃社会で治安も日本より圧倒的に悪いです。

 

 

犯罪を目撃したら911です

 

最後になりますが、アメリカで犯罪や事故を目撃した場合は「911」です。

これも日本とは違いますね。

 

「アメリカは危険」というのは半分正解で、半分間違っているとも言えます。

というのも、田舎に行けば日本よりも安全で人も優しいのは本当です。

 

しかしこういった警察官の対応や文化は日本とは違うというのも事実です。

特に都会などになると、銃を扱った事件や麻薬、人種間の争いなど未だに絶えない、むしろ最近ではひどくなってきているのが現実です。

 

アメリカに留学や旅行に行く際にはそのへんも十分調べてから行くのが良いですね。

 

「でもなんでアメリカってそんなに治安が悪いの?」

 

こんな疑問をお持ちの方、以下の記事でアメリカの治安に関してすべて解説しています⇩