【海外の反応】世界から「児童ポルノ大国」と呼ばれるニッポン

【海外の反応】世界から「児童ポルノ大国」と呼ばれるニッポン

 

「児童ポルノ」とは18歳未満の児童を対象とした性的な画像や動画のことを言います。

日本には「児童ポルノ禁止法」という法律が存在し、児童ポルノの製造や販売が禁止されています。

 

しかしこの「児童ポルノ」に関して、海外の先進国の多くと日本では大きな違いがあり、日本は度々「児童ポルノ大国」という汚名をきせさせらることもしばしば。

ということで、本記事では海外と日本の「児童ポルノ」についての考え方の違いを比較しながら詳しく解説していきます。

 

日本の児童ポルノ

 

日本では売春行為・児童ポルノはもちろん、児童を対象とした性的な画像や動画を所持しているだけでも犯罪になります。

これは2014年に初めて改正され、現在では1年以下の懲役、または100万円以下の罰金が課されることとなっています。

 

しかし日本でこの「単純所持」が違法になったときに、世界では「やっとか」という反応でした。

つまり先進国の多くではずっと前から児童ポルノに関しては厳しく取り締まっていたということですね。

 

日本国内ではあまりニュースにならないことが、海外では大きく取り上げられるというパターンがよくありますが、この手のニュースはまさにそれですね。

このときに海外では「日本の児童ポルノ事情」がかなり取り上げられました。

 

国連でも「日本の女子学生の13%が援助交際を経験している」と発表したこともありました。

この数字は明らかに間違いで、どっから統計をとってこのデータが出てきたのかと不思議になりますが、「日本の問題」として海外ではこのように扱われてしまうこともよくあります。

 

漫画もダメ?

 

英語圏の国々(主にアメリカ&イギリス)に関しては児童ポルノを描いた漫画を所持しているだけでも逮捕されます。

実際に2014年、イギリスの男性が「学校の制服を着て性行為をしている少女が登場する漫画をコンピューター上で所持していた」ということで有罪判決を受けました。

 

この男性は2年間の執行猶予付き、9ヶ月の刑務所入りを言い渡されました。

というのも、このイギリス人の男性はもともと日本の漫画やアニメのファンで、「児童ポルノ」とされたものも日本の漫画でした。

 

このような例はアメリカにもあり、2009年にはアメリカ人の日本の漫画ファンが逮捕されています。

オーストラリアでは最近日本人男性が逮捕されています。

 

オーストラリア・パース空港で入国しようとした日本人男性が、電子機器を点検された際にスマホに大量の「児童ポルノ画像・動画」を所持していたということで逮捕されました。

これが有罪になれば「児童虐待の物品輸入未遂」で、10年以下の懲役と約3900万円以下の罰金が科されることになります。

 

つまりこれらの国々では「児童ポルノ」に関して、日本よりも圧倒的に厳しいことがわかりますね。

実際に2018年の「タイム誌」では、日本の15%は未成年ポルノを閲覧したことがあり、10%は未成年ポルノを所持したことがある、つまり「イギリスなら逮捕されてしまう」という調査結果もあるくらいです。

 

「漫画やアニメくらいは表現の自由だ」という人も多いかと思います。

というかそのくらい日本では漫画やアニメで児童の性的行為を描いたものは多いですが、海外ではこのように所持していたら逮捕されるケースも多いです。

 

特にアメリカやイギリス、オーストラリアは、日本から留学や仕事、旅行などで行く人も多いと思うので、このへんを知らないと本当に捕まるので注意が必要ですね。

 

日本の性産業

出典:https://www.bbc.com/news/magazine-30698640

 

「日本はどうして児童ポルノ漫画を禁止しないのか」

 

こんな記事がイギリス最大の報道機関であり「BBCニュース」で取り上げられ、そこでイギリス人記者が日本の同人誌を取材しています。

そこで同人誌即売会を見た記者は、少女が性行為を行っている描写などを見て、「これがイギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリアであれば違法にあたる」と言っています。

 

また、BBCのドキュメンタリー「セックスロボットと私達」という番組でも、日本の「性産業」が取り上げられました。

BBCの司会者が東京にある「ドール工場」、つまり「ラブドール」を製造している工場に潜入します。

 

そこであまりにも見た目が幼い少女のような人形を見つけます。

工場長は「このドールが何歳かは消費者の想像にかかっている。(見た目が若すぎるということに対して)もちろんおっしゃる意味は分かりますがもしかしたら子どもに近いサイズ……捉え方は人それぞれでしょうからこれは日本国内でしか販売しないのです」とコメントしました。

 

最終的にその司会者はショックのあまり涙を流してしまいます。

そのくらい日本の性産業は欧米諸国と比べたときに「おかしい」と言われています。

 

現実とファンタジー

 

この手の話になると毎回日本では議論を巻き起こしますね。

「現実とファンタジーの境界線くらいは理解して楽しんでいる」という人がほとんどかと思います。

 

つまりその手の漫画を禁止すれば、殺し合いをする漫画やアニメ、ゲーム、映画やドラマなども禁止にしなければいけないという理論もあります。

まぁそれもそうかもしれませんね。

 

ですが、最近では中学生や小学生のアイドルを消費の対象としている傾向もあったり、そのへんは海外から見ると「日本=変な国」と見られても仕方ないのかもしれませんね。

 

BBCの記事の最後には「2020年のオリンピックで、世界の目が日本に向くとき、“Cool Japan(クールジャパン)”は“Weird Japan(奇妙なジャパン)”になるだろう」と締めくくっています。