【違いすぎる】日本とアメリカ、子育ての違い10選

【違いすぎる】日本とアメリカ、子育ての違い10選

 

「少子高齢化」は、現在日本が抱える最大の問題ですが、「金銭的な余裕がない」、「自由の時間がなくなる」など、人それぞれ子供を持たない理由があるかと思います。

アメリカでは「子育て」に対する考え方はどうなのでしょうか。

 

本記事では日本とアメリカの子育てから、日米の文化を比較しています。

 

「アメリカの子育ての文化ってどんな感じなの?」

このような疑問にお答えします。

 

 

①嫁姑の関係

 

結論から言うと、嫁姑の関係は古今東西存在します。

旦那さんのお母さん(逆も然り)からしてみれば、自分の子供が結婚する=愛する子供を取られた、という感情になるのは基本ですね。

 

しかし、日本でよく問題となるような、「嫁姑の問題」とはかなり異なります。

基本的に「嫁は姑のアドバイスを聞くべきだ」というのが日本の伝統的な価値観でもあります。

 

主婦=最も大変な職業

 

こう言われるように、家事のやり方から食事の作り方まで、口を挟んでくる人もいて、そこから嫁姑の問題が発生しがちですが、アメリカでは納得のいかないことは言い返すのが基本です。

目上の人でもあり、ある意味で「上司」みたいな関係性ですが、言い返したら失礼というのはアメリカではありません。

 

 

②ベビーシッター

 

日本とアメリカの子育ての最大の違いここかもしれません。

アメリカではベビーシッターに子供を預けることが頻繁にあります。

 

中には「デートナイト」といって、週末は子供をベビーシッターに預けて夫婦二人で出かけることもあります。

子供がある程度大きくなれば、家で留守番させてデートの時間を作ることも普通のことです。

 

家庭にもよりますが、これは日本ではあまり無いことですね。

 

 

③一緒にお風呂に入らない

 

前にアメリカ人と一緒に「となりのトトロ」を観ていたときに、メイとサツキがお父さんと一緒にお風呂に入るシーンを見てアメリカ人の友達数人が驚愕していました。

というのも、アメリカや他の国では家族であっても一緒にお風呂やシャワーを浴びるのはまずありえません。

 

「昨日お父さんと一緒にお風呂に入った」

日本では当たり前でも、アメリカでは子供がこんなことを言えば大問題になるので、アメリカに住んでいる方は注意が必要です。

 

ちなみに、1歳や2歳くらいの頃は、親が「服を着たまま」子供がシャワーを浴びるのを手伝ってあげて、ある程度大きくなったら一人で浴びさせます。

 

 

④添い寝をしない

 

日本では小学生くらいでも親と一緒に添い寝をするのは当たり前ですが、アメリカでは添い寝は基本的にしません。

小さい頃から一人部屋で寝かせるのが一般的です。

 

心配な方などはトランシーバーなどで、子供が泣き出したときにすぐに駆けつけられるようにしています。

これは「夜は夫婦二人の時間」というメリハリをつける意味では大切かもしれませんね。

 

しかし、日本では家の間取りだったり、住宅事情により、難しいことがほとんどです。

逆に言えば、このような日本の伝統的な間取りが少子化問題につながっているとも言えます。

 

 

⑤一人部屋

 

上で書いている「添い寝をしない」に繋がりますが、アメリカでは子供に早くから一人部屋を与えるのが基本です。

子供であっても「プライバシー」や「一人の時間」を尊重するのは自立心を大切にするアメリカの文化ならではでもあります。

 

また、アメリカの家は基本的に大きいので「部屋の数に余裕があるから」とも言えます。

 

 

⑥お金の管理

 

こちらも「自立心」というのに繋がりますが、親は子供にお金の管理を徹底させます。

「必要なときにお金をあげる」のではなく、「おこづかい制度」でお金を管理させるのが基本です。

 

どちらが良いのかは難しいところですが、アメリカでは小学生から株をやったり、仮想通貨などをする子が多くいるのもこのへんからきているかもしれません。

 

 

⑦家から出すよりも外出禁止

 

日本で子供が悪いことをした時に、しつけとして子供を家から追い出したりしますが、アメリカでは逆に「外出禁止」にするのが基本です。

これは心理学の観点からですが、日本では家族という「コミュニティ」から追い出されることにより反省をしますが、アメリカでは「自分の自由がなくなる」ということに反省をします。

 

逆に言えば、家から出してしまえば、「また何か悪いことをする」という考え方になるのがアメリカでは普通です。

 

 

⑧通学

 

日本では小学一年生から学校には自分で通いますが、アメリカでは高校生になって車の免許を取るまで親の送り迎えやスクールバスで学校に通います。

これは日本が安全というのが最大の理由です。

 

「自立心」を高めるという意味で、アメリカでも「子供を一人で学校に通わせるべきだ」という人もいますが、現実としてアメリカは危険というのもありますし、土地的にも広いので車での送り迎えは必須になります。

 

 

⑨偏食の子が多い

 

日本では嫌いなものも無理して食べさせたりもしますが、アメリカでは基本的に好きなものだけを食べさせる方が多いです。

ハンバーガーやピザなど、中毒性のあるものだけ食べる子だったり、夜ご飯をケーキやチョコレートなど甘いもので終わらせてしまう子供も中にはいます。

 

これはアメリカの肥満問題の原因でもあります。

「自立心」もここまでいくとやりすぎな気もしますが、日本とアメリカではここまで異なります。

 

 

⑩泣かせておく

 

日本では赤ちゃんが泣き始めたら一生懸命泣き止ませますが、アメリカでは泣き止ませることなく放置します。

かわいそうな気もしますが、赤ちゃんが泣くのは「感情表現の一つ」ということで、とりあえず泣かせておくのが基本です。

 

 

ここまで、アメリカと日本の子育ての違いを比較してきましたが、文化的にかなり違うのがわかります。

これらの違いは上でも書いていますが、住宅環境の違いだったり、食生活の違いも関係しています。

 

「アメリカの子育て仕方の方が良い」というわけではなく、良いところだけを日本の子育てにも取り入れられたら日本の少子化問題も少しは解決できるかもしれません。

 

 

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