[su_box title=”はじめに” style=”glass” box_color=”#6d001d” radius=”10″]
とある友人「アメリカ人って挨拶でキスとかするんでしょ?」
僕「アメリカ人はしないよ」
とある友人「そうなの??」
僕「それは南米とかヨーロッパ」
[/su_box]
アメリカは元々はイギリスの植民地だったということもあり、多くの文化がヨーロッパから来ています。
しかし時が経つにつれて、アメリカはヨーロッパとは少し異なる独自の文化を発展させてきました。
本記事では日本で多くの方に誤解されているアメリカの文化をまとめて詳しく解説しています。
【大前提】アメリカは広いです
「アメリカ=1つの国と文化」という認識が多いかと思いますが、アメリカの面積は日本の約25倍ほどあります。
日本でも関東と関西では違うのと同じで、アメリカも地域によって文化が異なります。
ニューヨークやロサンゼルス、シカゴなどの大都市が多くの方がイメージするアメリカかもしれませんが、地方都市や田舎に行くと全く違う文化が存在します。
アメリカ=白人の国
これは間違いではないのですが、西海岸の方に行けばアジア系が多かったり、西南部の方だとヒスパニックの方が多かったりもします。
したがって、アメリカを日本のような同一民族の国と同じように考えるのはそもそも違いすぎるということもあります。
①アメリカの家=土足
ドラマや映画では靴を履いたままベッドに上がったり、ソファでのんびりしたりするシーンを多々見ることがありますが、アメリカ人も人によっては玄関で靴を脱ぎます。
特にアジア系や故郷の文化では靴を脱ぐ習慣がある人などは自然に靴を脱ぎます。
アメリカ人の家に上がる際は事前にしっかりと確認してからにしましょう。
②レディファースト
日本は年功序列の文化があるのに対し、欧米の国ではレディファーストが徹底されています。
しかし最近では多くの方、特に若い人はあまり気にしません。
恋人同士の関係なら多少レディファーストはありますが、一般的には女性も男性も平等であるべきという考え方が広まってきているのが現実です。
よくアメリカに行って、ドアを開けてもらったり、エレベーターで先に出してもらったりというエピソードがありますが、これは女性だからというわけでなく一般的なアメリカのマナーです。
実際に男の人でもドアを開けてもらって先に優先されることは日常的にあります。
③敬語&上下関係がない
「アメリカには敬語も上下関係もない」
こう思う方も多いかと思いますが、アメリカにも当然敬語もあれば厳しい上下関係も存在します。
日本のような年齢が基準の上下関係ではありませんが、職場などでは立場が同じ人と上司に対してでは接し方がかなり違います。
大学や学校などでは先生や教授に対しては敬語が必須です。
逆に言えばアメリカは日本よりもシビアです。
英語での敬語の使い方や上下関係が適用される場面など、以下の記事で詳しく書いています⇩
④汚い言葉はOK
僕は英語の汚い言葉は一切使わないようにしてる
発音悪い人が汚い言葉を使うことほどダサいものはなく、よく勘違いした留学生がF**kとか使ってると本当に申し訳なくなってくるし下手したら普通に怒られる
これ日本語勉強してる人が日本語の汚い言葉とかアニメの言葉とか連発するのと同じかと
— マサヤ🇺🇸ミナトのすゝめ (@masaya_minato) March 12, 2019
「アメリカ人は汚い言葉をたくさん使う」⇨「アメリカでは汚い言葉を使ってもOK」
このように解釈する人(特に留学生など)が多いですが、アメリカでも汚い言葉は絶対にNGです。
「Fuck」や「Bitch」といった単語は特に公共の場では絶対に使いません。
アメリカ人の中には使う人もいますが、自然に状況を判断していたり、もしくは本当に低学歴な人です。
公共の場、特に子供がいる場などで汚い言葉を使えば下手したら怒られることもあるので注意が必要です。
また、外国人が汚い言葉を使うことに対して敏感な人も中にはいます。
日本語で考えればわかるかと思いますが、外国の方がアニメなどの真似をして不自然な発音で汚い言葉を使っていたらおかしいと思うのと同様で、そもそも馴染まないので使わないことをオススメします。
⑤みんな陽気
アメリカ人=フレンドリー
こんなイメージもあるかもしれませんが、アメリカ人はそこまで極端にフレンドリーな人は珍しいです。
もちろん人それぞれでフレンドリーな人も多いですが、アメリカ人の中にはコミニュケーションが苦手な人や引きこもりがちな人も多いのが現実です。
ニューヨークやロサンゼルスなどの観光地に行けば色んな人が声をかけてきたり、いきなり自分が着ている服を褒められることもあるかと思いますが、普通の学校や会社に通うのであればここまでフレンドリーな人に出会うのは稀です。
⑥ハグ&キスの挨拶
頻繁にハグしてるイメージのあるアメリカ人ですが、アメリカではハグするのはかなり稀で職場とかでハグなんてしようもんならセクハラで訴えられる
アメリカは逆にパーソナルスペースにかなり気を使う文化なので知らないとこれがかなり危険なんですよね
— マサヤ🇺🇸ミナトのすゝめ (@masaya_minato) March 29, 2019
こちらのツイートにもありますが、アメリカでは挨拶の時にハグやキスはしません。
挨拶の時にキスをする文化があるのは主にヨーロッパと南米です。
アメリカには多種多様な人がいるので、イタリア系アメリカ人同士だったらキスをしたりするかもしれません。
「アメリカ人はパーソナルスペースを気にする」とも言われていますが、アメリカの挨拶は握手が基本です。
前に筆者の友人であるエクアドル人が、「アメリカ人に対して挨拶代わりにほっぺにキスをしようとしたら軽く殴られた」と言っていましたが、アメリカではキスはしません。
⑦アメリカ人は箸を使えない
「アメリカ人は箸の使い方がわからない」
アメリカは世界中から来た移民によって成り立っています。
「ニューヨークに行けば世界中の食べ物が食べられる」と言われていることからわかるように、アメリカには多種多様な食文化が存在します。
したがって、中華料理や日本食を食べる時は箸を使う人も多くいます。
以前、筆者がアメリカ人に対して「箸を使うの上手ですね」と言った時に「箸くらい使えるよ」と真顔で言われたことがありますが、時には「アメリカ人=箸が使えない」という偏見が失礼な場合もあるので注意が必要です。
ここまで「日本で誤解されがちなアメリカの文化」ということで、多くの方が勘違いしているアメリカのステレオタイプ的なものを書いてきました。
究極的なことを言えば、
アメリカ=白人&英語
これも最近では違ってきています。
アメリカでは公用語は決められていませんし、前大統領は黒人で、最近ではヒスパニック系やアジア系の人工がかなり増えています。
アメリカ=移民の国ということもあるので多種多様な文化が存在します。
最初に書いてあるように、アメリカは広いので地域によって異なるので、そのへんも注意が必要ですね。
「アメリカの文化についてもっと詳しく書いてある記事ないの?」
こんな方、以下の記事をオススメします⇩
コメントを書く