
こんにちは。「ミナトのすゝめ」アメリカ文化記事です。
「海外では政治や宗教の話題はタブーだよ」
このように言うことも多々ありますが、これはわりと違うと思っています。
ということで、先日ツイッターにてこんなことをつぶやいてみました⇩
だからアメリカ行く人は政治に関して避けては通れないですよ。
— マサヤ🇺🇸ミナトのすゝめ (@masaya_minato) July 28, 2019
日本のように政治=タブーではない。
むしろ議論大好きです。
もちろん対して仲良くない人に政治や宗教に関してあぁだこうだ言うことはないけど、街中でトランプの「Make America 〜」の帽子かぶってる人とか普通にいるくらいです。
本記事ではアメリカでは本当に政治や宗教に話はタブーなのか、アメリカ人は政治・宗教の話にどのくらい関心があるのか、そのへんを日本とアメリカの文化を比較しながら解説していきます。
政治宗教≠タブー
「トランプ大統領のことまじで嫌いなんだけどどう思う?」
「共和党と民主党どっち支持してる?」
会って早々にこのような「デリカシーのない」質問をするのはもちろんNGです。
これは「いくら稼いでるの?」とかと同じように、「常識の範囲内」ですね。
このへんは日本と同じです。
だからと言って、政治・宗教の話は100%タブーといったらそれも違います。
実際にアメリカでは政治・宗教の話はかなり「身近」なものです。
「外国人」として
「日本では政治・宗教の話はあまりしないよ」という方も海外に行くと変わります。
というのも、「外国人」という立場上、日本の政治・宗教・歴史・文化など様々なことを聞かれることもあるので、「しなければいけない」という場面も出てくるからです。
「全然わからない」
「興味ないから」
逆にこのように言ってしまうと、「あーそうなんだ」で会話が終わってしまうのでかなり損です。
最近日本では「若者の政治離れ」というのが言われていますが、アメリカを含む多くの国では日本とは比べ物にならないほど若い人も政治に関心があります。
政治というのはあくまで一般常識の範囲内なので、「わからない」で流してしまうと、「信念が無いんだな」とか、最悪の場合「無学」として見られてしまうこともあるので、注意が必要です。
留学生は特に
特にこれは留学生にとってかなり重要です。
アメリカには色々な国からの留学生がいるなかで、確実に政治・宗教の話をする機会が増えてきます。
僕の場合だと、サウジアラビア人と宗教の話をしたり、韓国人と日韓の問題について話したりなどありましたが、かなり踏み込んだ話をしたりもします。
お互いに政治学を取っている学生ではありませんが、“常識の範囲内”で普通に話をします。
もちろん相手を傷つける発言はNGですが、このような深い話をすることによって生まれるものもあります。
「知らない」ということで相手を傷つけることも
「知らない」ということで相手を傷つけてしまうパターンもあります。
例えば、下の動画ではナチスドイツのシンボル「ハーケンクロイツ」を「日本ではどのくらい知られているのか?」というのをインタビューしています。
動画では若い人のほとんどが「ナチスドイツ」や「ハーケンクロイツ」を知らないということを言っています。
これは海外に向けてのコンテンツ・動画なのでこれを見た海外の人は驚きました。
「そもそも日本とナチスドイツは同盟国だったのにナチスドイツも知らないというのはどういうことだ」
ということだそうです。
アメリカやヨーロッパでは「ハーケンクロイツ」はNGですが、「知らなかった」、「マンジのマークだと思った」では済まないこともあります。
極端な話ですが、このように感情的な問題は、「知らない」、「興味がない」ということだけで相手を傷つけてしまうこともあります。
臭いものにはフタをする⇦良くないです
結論として、政治・宗教の話はタブーではありません。
日本ではこのへんの感情的な話に関しては触れにくいことからタブー視されることはありますが、アメリカでは違います。
相手を傷つけることがNGなだけであって、話をすること自体はOKです。
「政治・宗教の話はしちゃいけない」⇨学ばない・興味ない
これは間違いで、
「相手を傷つけないようにする」⇨しっかりと学ぶ
これが大事ですね。
「他にも日本と海外の違いを詳しく知りたいな」
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