【海外から見た日本】海外でかなり”盛られてる”日本文化10選

【海外から見た日本】海外でかなり”盛られてる”日本文化10選

 

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アメリカ人「ラーメンをすすれないんだけど日本に行った時どうしよう…」

僕「なにを悩んでるの?」

アメリカ人「え、だってすすらずに食べるのは失礼なんでしょ?」

僕「そんなことないよ。笑」

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当サイト(ミナトのすゝめ)では度々「海外から見た日本」ということで、現在海外に住んでいる筆者が実際に経験したことを記事にしています。

ということで、先日こんなツイートをしました。

 

 

「日本はルールやマナーが多い」ということが有名ということもあり、海外では日本の文化が”盛られてる”ことが多々あります。

ということで、本記事では「海外で少し盛られてしまっている日本の文化」をご紹介していきます。

 

 

①八重歯に対する勘違い

 

出典:エントピ

 

「日本人は八重歯のある子が好まれる」

これはまさにそのとおりですね。

 

「板野友美さん」あたりがその代表例かもしれませんね。

海外ではこれに少しばかり尾ひれがついてしまっていて、「日本では歯並びの悪い人がモテる」と本気で思っている人もいるほどです。

 

海外では八重歯含み、歯並びが悪いのはあまり良くありません。

だからこそこんな神話が生まれてしまったのかもしれませんね。

 

まあこのへんは人それぞれの好みがあるかもしれませんが、日本でも出っ歯の人や歯並びが悪い人は矯正したりしますし、一般的に言えば歯並びは良いほうが良いとされていますね。

八重歯が好まれるのは日本特有かもしれませんが。

 

 

②みんなアニメが好き

 

 

これは海外に住んでいるとよく言われますね。

そんな筆者はドラゴンボール、スラムダンク、幽遊白書くらいしか語れないので結構困ることもあります。

 

海外の方でもアニメ好きな人は本当に好きなので、よくわからないアニメの名前を言われて「知らない」と答えると本気で驚かれることもあります。

 

「君は本当に日本人??」と心配されることも普通にありますね。

「余計なお世話だよ」と言いたくもなりますが、「全ての日本人がアニメをそんなに見るわけではないよ」と答えるようにはしてます。

 

当然と言えば当然ですね。

 

 

③みんなクジラを食べる

 

 

これはメディアの影響が大きいのかもしれませんね。

日本が商業捕鯨を行うたびに欧米メディアは必ず取り上げます。

 

そのたびにネットや世論の調査などでは日本の捕鯨文化が取り上げられます。

 

「なぜ日本人はクジラを食べ続けるのか」

BBCやCNNとか、このへんのニュースメディアではこんなタイトルの社説がたくさんあります。

 

実際に日本ではクジラを売っていたり、飲食店なんかでも出しているところはありますがそこまで主流ではないのが現実ですね。

人によっては「一度も食べたことがない」という人も多いのではないでしょうか。

 

筆者も何度か聞かれたことがありますが、海外の多くの国では「日本人は普段からクジラを食べる」と思っている人も結構います。

メディアの影響というのはすごいものですね。

 

 

④みんなイルカを食べる

 

 

「日本人はイルカを食べる」

これもわりと知られていますが、クジラと同じで「みんな食べる」と思っている方が多いのが現実ですね。

 

クジラ以上にイルカを食べる地域は日本ではかなり減ってるのではないでしょうか。

調べたところによると、和歌山県、静岡県、千葉県、茨城県などの沿岸部の一部では今でもイルカを食べる地域はあるみたいですね。

 

「アジア人は犬を食べる」

こんなステレオタイプも海外では一般的にあります。

 

日本では犬は食べませんね。

イルカやクジラも全く同じで、返答としては「地域によるよ」というのが正解ですね。

 

 

⑤ラーメンの食べ方

 

 

冒頭でも書いていますが、ラーメンをすすることは「シェフに対してのリスペクトだ」と謎の解釈がわりと広まっています。

 

「麺をすすらない=失礼」

 

こう思って日本に来て、頑張ってラーメンをすすって食べてくれる外国人の方も多いみたいですね。

言うまでもなく、海外では麺やスープをすすって食べるのはマナー違反とされています。

 

「すする文化」は海外ではかなり「奇妙」なことから、このように盛られるようになってしまったのかと思います。

 

ラーメンをすすらないで食べる日本人もかなりいますよね。

これはマナー違反でもなんでもなく「個人の好み」ですね。

 

ラーメンくらい自分の好きなように食べてもらいたいものです。

 

 

⑥日本人は無感情

 

 

例えば朝の通勤ラッシュ、渋谷の交差点、会社の風景などなど、日本のこんな映像ばかりが海外のネットやメディアでは流れています。

満員電車でもみんな静かで、人の多いところでもみんなルールを守って礼儀正しいという日本のイメージです。

 

これが「日本人は無感情だ」というステレオタイプにつながっているのも現実です。

当然ですが無感情の人なんてめったにいませんね。

 

 

⑦スシの食べ方

 

 

「シェフからスシが出されたら5秒以内に召し上がる」

「箸ではなく、手で食べるのがルール」

「醤油はシャリにつけるのではなく、ネタの方につけなければならない」

「ネタを舌の方に向けて口に運ぶ」

「ガリは手でなく箸で食べる」

 

「スシの本当の食べ方」というのを英語で紹介した動画が海外でわりと話題になっています。

 

「洗練されている」

「日本文化は複雑でだからこそ素晴らしい」

 

こんな意見もある中、、

あたかもこうやって食べなければマナー違反と思う方も多く、「日本はスシを食べるにもルールがあるのね」という人もいます。

 

もちろんテーブルマナーはあるのかもしれませんが、友達や家族と食べに行くぶんには私たち日本人も全く気にしませんね。

むしろ「ご飯くらい好きに食べてください」と言いたいくらいです。

 

 

⑧そばの食べ方

 

 

「まずは薬味なしで食べる」

「その次に初めて薬味付きで食べる」

「そばの下半分のみをつゆにつける」

「そして全力ですする」

 

ラーメンやお寿司と同じようにそばにもこんなルールが海外で広まっています。

何度も言うようですが、自分が良いと思う食べ方で食べるのが一番ですね。

 

日本に旅行で来る前に日本のマナーや習慣をたくさん調べてからくる外国人の方も多いです。

YouTubeやブログなどで様々な方が英語で日本の文化を紹介しているせいかもしれませんが、これらの食べ方が「一般的なマナー」となっているのが現実です。

 

「やらなければマナー違反」と思っている海外の方も少なくないのが現実です。

 

余談ですが、筆者も「Asian Minato」というブログ名で英語で日本の文化や言語を海外の方に向けて紹介しています。

気になった方はぜひチェックしてみてください⇩

 

 

僕のブログではそのへんも詳しく解説しています。

では宣伝もこのへんで、次の例を見ていきましょう。

 

 

⑨物価が高い

 

 

「日本物価めちゃくちゃ高いんでしょ?お金がなきゃいけないよ…」

こんな方もかなり多いです。

 

実際のところを言えば、日本はずっとデフレで賃金含み物価は全然上がっていないのが現実のところでもありますね。

むしろアメリカやヨーロッパに比べ物価は安いのにこのステレオタイプはどこからきたのでしょうか。

 

これは80年代のバブルの時代に生まれたものです。

当時の日本は確かに物価が高かったのが事実です。

 

またこれもネットの影響ですが、例えば海外のインフルエンサーなどがスーパーの店頭にある国産の牛肉や高級フルーツを紹介するので、「日本の物価は高い」というイメージにつながっています。

 

国産牛はクオリティー重視なので高くて当然ですね。

 

今ではランチは千円未満で食べれるところもありますし、牛丼なんてワンコインです。

他の先進国ではチップもありますが、外食すれば1500円から2000円は基本的にかかるのが現実です。

 

日本に来た観光客の方が「思ったよりも日本は安かった」と口を揃えて言うのはこのステレオタイプがあるからですね。

 

 

⑩みんなコスプレしてる

 

 

日本が大好きな外国人の方を英語では「Weeaboo」と言います。

日本語に訳すと、「日本オタク」「アニメオタク」とかでしょうか。

 

実際のところでは、この「Weeaboo」という言葉は差別的な要素を含んでいるとまでは言いませんが、「変わり者」的なネガティブな見方で言われることもあります。

家にはアニメのフィギュアが置いてあり、コスプレ大好きで、日本語の「オタク」の要素が強いですね。

 

日本では「オタク文化」がかなり受け入れられているのは現実ですが、普通の日に街中でコスプレをしていれば浮きますね。

しかし、「Weeaboo」の方々はこうは思いません。

 

「日本ではなんでもない日でもみんなコスプレしていて社会がアニメオタクにめちゃくちゃ寛容」

 

こんなステレオタイプが存在しています。

日本社会が寛容か不寛容かどうかはわかりませんが、コスプレをしている人は日本でも珍しいですし、少なからず目立つのは間違いないですね。

 

 

 

ということで、「海外で”盛られてる”日本文化」ということでご紹介してきましたが、様々なものがありますね。

クジラやイルカの食文化のように「メディアの影響」から来たものもあれば、物価が高いというような「歴史的背景」からきているステレオタイプもあります。

 

このように、間違った日本文化が広まっていかないように私たち日本人が積極的に伝えていくのが良いのかもしれませんね。