アメリカに留学や仕事などで行く方は必ずと言って当たる壁、「単位の違い」について本記事では、「なぜアメリカではこの単位が使われているのか」という理由と、その換算方法を徹底解説しています。
「アメリカの単位ってややこしいけど早見表みたいなのがほしいな」
このような疑問を解決していきます。
メートル法とヤード・ポンド法
ご存知の通り、日本含む世界のほとんどの国では「メートル法」を使用しています。
この「メートル法」というのは18世紀末のフランスで初めて創られ、そこから世界に浸透していきました。
要するに
長さ⇨「メートル Meter」
質量⇨「キログラム Kilogram」
の単位を使用することを言います。
日本においてのメートル法
日本においてこの「メートル法」が採用されるのは明治維新以降になります。
「文明開化」以前の日本、つまり江戸時代までの日本はいわゆる尺貫法というのを使用していました。
そうです。
よく大河ドラマや歴史小説なんかでよく出てくる、〜尺とか、〜里とかのあれです。
これも歴史小説とかをよく読む人にとってはややこしいですよね。
アメリカのヤード・ポンド法
ではアメリカになりますが、こちらはヤード・ポンド法というのを使用しています。
この「ヤード・ポンド法」を使用しているのは、世界でたったの3カ国。
アメリカ合衆国、ミャンマー、リベリアのみです。
正直ややこしいので世界で統一してほしいものですが、アメリカの人にとってみたら「いやいや、メートル法のほうがややこしいし今さら変えるのも面倒だよ」ということです。
世界基準であるメートル法を使用しないということでかなりの問題が発生しそうなものですが、アメリカの場合「じゃあ明日から単位変更ね」っていうことになると、「宇宙開発」やら「軍需産業」などでかなりの負担と出費でダメージが大きいのも事実です。
したがってアメリカに留学する人や仕事で行く方などは否応言わずに覚えなければなりません。
覚えることのメリット
このヤード・ポンド法を覚えることによって多大なメリットもあります。
僕は正直アメリカに来て最初の方はこの単位を全く覚えていませんでした。
「きみ身長は何フィート?」
「体重は何ポンド?」
「あと〜マイルくらい進んだら右ね!」
したがって、これらの会話がそもそも成り立たないんです。笑
会話の最中に単位換算アプリを使うわけにもいかないし、何メートルで答えても分かってくれないしで「本当に困りましたよ」。
でもここで覚えておけば問題ありません。
めんどうですが、この際に一から覚えていきましょう。
長さの単位
フィート/インチ | 5’1″ | 5’2″ | 5’3″ | 5’4″ | 5’5″ | 5’6″ | 5’7″ | 5’8″ |
センチメートル |
EXAMPLE(身長170cmの場合)
A: How tall are you?
(身長いくつですか?)
B: I’m five foot seven inches tall.
(5’7″フィートです)
重さの単位
体重の場合
ポンド | 100lb | 110lb | 120lb | 130lb | 140lb | 150lb | 160lb | 170lb |
キログラム |
EXAMPLE(体重60kgの場合)
A: How much is your weight?
(体重はいくつですか?)
B: I weight 130 pound.
(130パウンドです)
体積の単位
温度の単位
日本では温度の単位は「摂氏(Celsius)」ですが、アメリカでは「華氏(Fahrenheit)」となります。
華氏 | 0 | 20 | 40 | 60 | 80 | 100 | 120 | 140 |
摂氏 |
EXAMPLEA: What’s the temperature today in Tokyo?
(今日の東京の温度は何度?)
B: It’s over 100 degree Fahrenheit. It’s too hot to go outside today.
(華氏100℃を超えているよ。今日は外に出るには暑すぎる)
まとめ:単位は大切
ということで本日はアメリカの「ヤード・ポンド法」について解説してきました。
アメリカで生活していると日常生活でも頻繁に必要となる場面が多々あると思うのでこれを覚えておけばかなり便利になるかと思います。
「アメリカもメートル法使えばいいじゃん!」って言いたい気持ちも分かりますが、ここは「郷に入ったら郷に従え」ということで、アメリカで生活する以上は必須ですね!
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