ローコンテクスト文化とその例⇨英語のコミュ力UPに必須です

ローコンテクスト文化とその例⇨英語のコミュ力UPに必須です

 

はじめに

アメリカ人「お腹空いてる?なんか作ろうか?」

僕「いや大丈夫だよ!」

アメリカ人「了解」

僕「一口だけもらっていい?」

アメリカ人「?」

 

アメリカ英語は世界の言語の中でも特に「ローコンテクスト カルチャー(低文脈文化)」と言われています。

それに対し日本語は真逆で「ハイコンテクスト カルチャー(高文脈文化)」の代表とも言える言語体系の一つです。

 

英語や英語圏の文化を学ぶ上でこの両方の文化を学ぶことは非常に大切です。

ということで、本記事では「ハイコンテクスト&ローコンテクストカルチャー」についてわかりやすく解説していきます。

 

ハイ&ローコンテクスト文化とは?

 

日本語(ハイコンテクスト)⇨「Aさんはいらっしゃいますか?(Is there A?)」

英語(ローコンテクスト)⇨「May I speak to A?(Aさんと話したいんですが)」

 

この2つの言語文化が一番わかりやすい例がこれですね。

日本語では「Aさんはいますか?」⇨「Aさんと話したい」という文脈の流れを受け手側が推測しないとなりません。

 

このように私たち日本人は常に無意識の中で受け手が会話の流れを掴みながら会話をしています。

 

一方で英語含む「ハイコンテクスト」の言語では目的をまず真っ先に伝えます。

つまり「Aさんと話したい」という自分の意思を伝えるので、受け取り側は推測する必要はありませんね。

 

この言語による文化の違いの概念は1970年代にエドワード・T・ホールという人物が提唱したことから始まります。

 

ハイコンテクスト文化⇨日本語・中国語・韓国語・イタリア語・カナダ英語 etc…

ローコンテクスト文化⇨アメリカ英語・イギリス英語・ドイツ・北欧・スイス etc…

 

エドワードはこのように分類しました。

 

日本語⇨ハイコンテクスト文化

 

上でも書いたように日本語はハイコンテクスト文化です。

アジアの多くの言語は日本語と同じようにハイコンテクストですね。

 

一言で言えばハイコンテクストの言語の会話は「曖昧」ですね。

これは日本に留学に来る外国人の方々が最も頭を悩ます点かと思います。

 

このような文化の中では基本的にボディランゲージを使うことなく、「言外の意味」を受け取り側が取らないといけません。

また、双方で事前に約束や契約を結んだとしても、状況に応じて変わることがしばしばあります。

 

「今日は6時まで仕事」

 

という予定であったとしても忙しくて仕事が終えてない状況であればなにも言わずとも残業するのが「暗黙の了解」でもありますね。

それで帰ったとすれば「なぜ状況を察せないのか」ということを言われてしまいます。

 

つまり「空気を読む」ということが大事になりますね。

 

上司「今月ちょっと人が足りてないんだよね…」

部下「残業できますよ」

 

人が足りてない⇨人が必要⇨残業して

 

友達A「今日飲みに行かない?」

友達B「今月ちょっと金欠なんだよね…」

 

今月は金欠⇨お金がない⇨行きたくない

 

日本語では受け取り側がここまで「察さない」といけません。

最近では「忖度」なんて言われたりもしますね。

 

これがハイコンテクスト文化だったらどうでしょうか。

例えばアメリカであれば、「今月ちょっと人が足りてない」と言ったところで、大体の場合は「大変ですね」としか返答が返ってこないでしょう。

 

「金欠なんだよね」と言えば「じゃあ貸してあげようか?」となり、親切なのは良いのですが、その裏の「行きたくない」という言外の意味までは掴み取れないのが現実です。

 

英語では「行きたくない」のであればハッキリと断ることが大事です。

 

ローコンテクスト文化での会話

 

「謙遜」

「遠慮」

「空気を読む」

 

これらは日本ではある意味で「美徳」とされていますが、特にアメリカなどのローコンテクスト文化の中では行き過ぎた「謙遜」や「遠慮」は嫌われます。

 

つまり「ハッキリしない」ということですね。

筆者が始めてアメリカに留学したのはもう5年も前になるのですが、一番最初のホームステイでは本当に困ったのを覚えています。

 

逆に言えば、この違いこそ理解すれば英語でもわりとスムーズに会話を進めていくことができます。

上でご紹介したような日本語の会話の仕方と違い、ローコンテクスト文化の中では情報を言葉にしてすべて伝えます。

 

僕が実際に体験したもので言えば、わりと仲の良い友達が一人で食事をしていた時ですね。

 

僕「それ美味しそうだね」

友達「うん」

僕「いいね…」

友達「うん」

僕「…」

 

日本人感覚だと、「少し食べる?」というのを期待していたんですが、ローコンテクスト文化では実際に「一口ちょうだい」と言わなければ何もおこりません。

 

また、僕がアメリカ人とルームシェアしていた時、そのルームメイトがキッチンをあまりにも汚く使うので、掃除してほしかった時ですね。

 

僕「キッチンめっちゃ汚いな…」

アメリカ人「だね」

 

そこからいっこうに腰をあげようとはしませんでしたね。

僕としては「お前のせいでキッチン汚いから掃除しろ」という意味も含めて言ったつもりでしたが、ローコンテクスト文化の中では「”掃除しろ”と言って初めて伝わる」というのが現実です。

 

またローコンテクスト文化は基本的に「沈黙」を嫌います。

例えばスーパーのレジやオフィスでコーヒーを作っている最中などなど、様々な場面があると思いますが、そういったちょっとした「間」でも知らない人と「スモールトーク」を展開しがちです。

 

天気の話、学校&会社の話、時事ネタ、全く関係ない人の話、などですね。

 

 

例外もアリ

 

ということで、これらがハイコンテクスト&ローコンテクストの違いですね。

ですが、これはもちろん文化にすぎないので、「全員がそうではない」ということも事実です。

 

日本にも「空気を読まない」人がいるのと同じで、アメリカやローコンテクスト文化の中にも「空気を読む」や「忖度」と言った概念はもちろんあります。

 

英語では「Read between lines(空気を読む)」と言います。

これは田舎になればなるほど「空気を読む」人が多いかもしれませんね。

 

また、韓国や中国などでも日本と同じように「言外の意味」を読み取ります。

筆者の感覚からすると、アジア圏の多くの国では日本と同じようなコミュニケーションの取り方をするのかとも思います。

 

だからこそ、アメリカなどに留学するとやはりアジアから来ている他の留学生と気が合うのかもしれませんね。

つまりこのハイコンテクスト文化というのはなにも「日本特有」というわけではないということですね。

 

ということで、本記事はこのへんで終わりにしておきます。

 

ちなみにですが、「日本のハイコンテクスト文化とは?」という題名で英語ブログの方でも同じように紹介しているので、気になった方は英語の勉強もかねて一読&読み比べてみると面白いかもしれません⇩