こんにちは。本記事はミナトのすゝめ「アメリカ文化」についての記事になります。
アメリカでは売春行為は一切違法なので、日本で言ういわゆる「ピンサロ」や「ホテヘル」というのはありません。
ということで、先日ツイッターでこんなことをつぶやきました⇩
米国で売春は違法なので、風俗みたいな場所はない。
アメリカ人に日本には風俗がたくさんあると言うと、すごい驚かれるのだが、そのへんアメリカはかなり厳しい。
キリスト教の国だからですね。
でもそんなアメリカでも違法でやってる人がいないというわけではない。
— マサヤ🇺🇸ミナトのすゝめ (@masaya_minato) August 10, 2019
本記事ではこのへんを詳しく解説していきながら、「なぜアメリカは性には厳しいの?」という疑問にお答えしていきます。
アメリカの風俗
上でも書いてあるように、アメリカでは売春行為は禁止されています。
と言っても、「連邦政府による法律」で禁止されているのではなく、あくまで各州によってそれぞれ罰則が異なります。
日本のように「実際の行為をしなければOK」というような「グレーゾーン」もないので、いわゆる「ピンサロ」や「性的マッサージ」のようなものもありません。
しかし全米で唯一の例外が「ネバダ州」です。
ネバダ州といえばラスベガスで有名ですが、ラスベガスを除く多くの田舎群では売春は合法となっています。
逆にラスベガスでは違法ということになっていますが、ネバダ州で風俗経営をする場合は言うまでんもなくそれなりの免許が必要になります。
つまりアメリカはネバダ州以外では売春行為は違法です。
違法ビジネスはあります
とは言っても、売春行為というのは人類の歴史上なくなることはありません。
悲しいことではありますが、これが現実でもありますね。
現在も売春ビジネスがない国などほとんど存在しないといっても過言ではないのかと思います。
アメリカも例外ではありません。
違法に売春行為を行う人もいれば、異性をお金が買ってセックスをする人もいます。
特にニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴ含むほとんどの大都市ではいわゆる「闇ビジネス」として風俗経営をしている人もいますね。
「今度アメリカに旅行行くんだけど、アメリカの風俗をちょっと経験してみたいな」
こんな方、繰り返すようにアメリカでは違法なので全くおすすめはしませんが、それなりのリスクを背負えばあることにはあります。
①エスコートサービス
これはまさに日本の「デリヘル」のようなものですね。
インターネットやちょっとした怪しい掲示板で女性と知り合って、まずは食事やデートをしたあとにホテルや部屋でセックスをします。
値段に関しては「交渉型」なので一概には言えませんが、会う前に大体の値段は決めれます。
②マッサージ
いわゆる「性的マッサージ」というもので、マッサージをしているうちにセックスに突入するというものです。
表向きでは「マッサージ店」というものですね。
これはフィリピン系、中国系などの方々がやっているのがほとんどです。
「チャイナタウン」などに多いですね。
③立ちんぼ
これは一番「伝統的」な売春行為かもしれませんね。
街中でお金に困っている女性が声をかけてくる場合もあるので、その場合は基本的に「立ちんぼ」です。
あとは「援交」もあります。
注意点
ここまで見てわかるようにアメリカにも売春ビジネスはあるにはあります。
しかし「安全」が保証されていないのは言うまでもありません。
日本のように国のルールの下でやっている分にはお互いに管理されていますが、闇ビジネスになると基本的には無秩序状態です。
いわゆる「暗黙のルール」というのはありますが、危険には変わりありませんね。
例えば、免許を持ち合法的に風俗経営をしている場合なら従業員の健康チェック(HIVなど)や避妊具など厳しい審査の下でやらざる終えません。
特に日本では60分〜円のようにしっかりと時間まで決められていますね。
逆に言えばこのルールがお互いの「安心感」であるということでも言えます。
しかしそれがない場合は当然HIVなどの病気などの危険性や、ボッタクリ、下手すれば犯罪に巻き込まれる可能性もあります。
また、アメリカではそういう行為をしている方々は不法移民の場合が多いです。
移民局の摘発に巻き込まれたり、風俗摘発の現場に居合わせてしまう場合もあります。
そうなってしまえばアウトですね。
ニューヨークなどでは立ちんぼを装った警察官の方も多いです。
こういう危険性もあるので、アメリカでの風俗の夜遊びはあまりおすすめしません。
なぜアメリカは厳しいのか
ではここから、「なんでアメリカは風俗にそんな厳しいの?」ということに関して書いていきます。
アメリカは「性にはオープン」というイメージがありますが、実際はかなり厳しいのが現実です。
これは「風俗」だけでなく、すべての「性事情」に関して言えます。
例えば、日本もそうですがヨーロッパの多くの国では「成人向けの雑誌」、いわゆる「エロ本」ですね、これが街中で普通に手に入ります。
日本に関して言えば駅のキオスクに陳列されてるレベルです。
これをアメリカ人に言ったところ驚愕されましたね。
というのも、アメリカはそのへんはかなり「保守的」だからです。
日本のアニメがアメリカに輸出されると一部カットされるというのは有名な話ですね。
例えばナルトで言う「お色気の術」だったり、パンツが見えるシーンはカットされていることがほとんどです。
また、アメリカでは温泉の文化がないということからわかるように、他人の裸は基本的に見せ合いません。
日本では家族なら一緒にお風呂に入るのも当たり前ですが、アメリカでは家族であっても裸を見ることはありません。
これは同性の家族でも同じです。
これは余談になりますが、前にアメリカ人と一緒に「となりのトトロ」を観ていたときに、メイとサツキがお父さんと一緒にお風呂に入るシーンを見てアメリカ人の友達数人が驚愕していました。
「昨日お父さんと一緒にお風呂に入った」
日本では当たり前でも、アメリカでは子供がこんなことを言えば大問題になるので、アメリカに住んでいる方は注意が必要です。
このようにアメリカでは性に対して「保守的」なのがわかるかと思います。
アメリカ=キリスト教
「アメリカは性に対して厳しい」というよりも、「真面目」と言ったほうが当てはまるのかもしれません。
小さい頃から親は子供に対してセックスにおいての「責任」を徹底して教えます。
学校の性教育に関してもバナナやコンドームを実際に使って子どもたちに教えます。
高校生にもなると性犯罪の被害者にスポットを当てたかなりダークなドキュメンタリーを見ることも珍しくありません。
これだけアメリカは性に対しては真面目です。
というのも、以前アメリカには「禁酒法」なんていう法律もあったほど、キリスト教でいう「禁欲」を重んじる精神が未だに根強く残っています。
これは現在の「風俗事情」にも言えます。
このキリスト教原理主義の考え方はアメリカの地方では一般的でもあります。
国民のほとんどが都市に住んでいる日本とは違い、アメリカは広大で、日本人がイメージするニューヨークやロサンゼルスなどのいわゆる「THE・アメリカ」のような都市はアメリカのほんの一部に過ぎません。
つまりアメリカの大部分はそういった保守色の強い地方や田舎がほとんどです。
だからこそ、アメリカは「キリスト教精神」が根強く残っていて、風俗に関してはずっと厳しいままということが言えます。
弊害あり
上でも書いてありますが、「売春ビジネス」というのをなくすのは非常に難しいことですね。
法律で禁じたところで、必ず闇ビジネスが増えるだけでもありますね。
そういった闇ビジネスでは犯罪が起こったり、病気に感染したり、もちろんのこと税金も徴収できないのが現実です。
「日本の風俗文化が良い」とは言いませんが、ある程度の「管理の下」でやっている方が「安全」ではありますね。
これは昔の「禁酒法」や現在で言う「マリファナ」とも一致していますが、いっそのこと合法化して国が管理したほうが「健康的」でもあるかもしれません。
しかしアメリカで「売春を合法化する」というのはおそらく一生来ないかと思います。
それほどアメリカは「性」に関しては真面目です。
以下の記事ではアメリカの性教育事情に関してもっと詳しく解説しているのでおすすめです⇩
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