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とある友人「アメリカ人ってファッションとかに気を使うの?」
僕「俺が行ってる大学ではみんなスウェットとかクラブのジャージ着て学校くるよ」
とある友人「そうなんだ。でもそれって田舎だから?」
僕「そうでもない。NY行ったことあるけど、日本とは”ファッション”の概念が違う」
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こんにちは。本記事は「ミナトのすゝめ」アメリカの文化についての記事です。
アメリカ人のファッションは偏見抜きに言ってもテキトーでダサいです。
でもその適当さが格好いいというのはかなり矛盾していますね。
ということで、本記事では日本とアメリカのファッションに関しての文化の違いを詳しく解説しています。
日米のファッションの違い
アメリカに長く住んでから、東京なんて行くと街中の人たちみんなおしゃれすぎてびっくりします。
「いかにもファッション誌に影響されてるな」というような日本人の大学生を見ると逆にダサく見えるという現象が起きます。
あとはいかにも学生なのに高そうなブランド物を身につけていたりしても「あぁダサいな」と思ったりもしますが、そのへんは個人のファッションなので「自由」ですね。
ちなみにですが、筆者も服装に関してはテキトーです。
安くて着心地が良いので、全身でユニクロで安く揃えたりもしますが、アメリカ人も大体こんな感じです。
テキトーですね。
ということで、そのへんを踏まえて日本とアメリカのファッションの違いに関して見ていきましょう。
①流行という概念
出典:国土技術研究センター
上の比較地図を見てみてもわかるようにアメリカの国土は圧倒的にデカイです。
日本では東京で流行っているファッションが大阪、名古屋、札幌、仙台などなどそのへんの都市を通じて日本全国で流行するのが一般的ですが、アメリカでは一つのファッショントレンドが全米で流行になることは基本的にありません。
基本的に全米で共通してアメリカ人のトレンドになるものと言えば、政治とスポーツくらいじゃないでしょうか。
それくらいアメリカは広いです。
さらに言えばアメリカは他人種・多文化の国です。
なのでそのへんから見てもアメリカにはファッションの流行という概念はありません。
つまりアメリカでは、「人と違うもの⇨格好いい」という具合です。
②自分が好きな服を着る
僕はアメリカの良い所というのは “容姿を気にせずに生きれる” ことだと思っていて
パジャマで通学してる生徒もいるし、女子生徒でスッピンの方も多い
30歳ぐらいの方がピカチュウのTシャツを着てることもある。
他人ではなく、自分さえ気に入っているならOK
本来はこの形が当たり前のはずだよね。
— カンタ🇺🇸 in Japan 🍣 (一時帰国なう) (@theonlyonekanta) March 5, 2019
こちらのツイートにもありますが、アメリカ人は基本的に「自分の好きな服」を着ます。
それこそ大学にスウェットで登校する人なんてたくさんいますね。
それで「あいつチョーダサい」とか言う人もいませんし、そもそもダサいと思われようが「自分が気に入っていればそれでいい」というスタンスなので、この独特なファッション文化が成り立っているとも言えます。
ちなみにですが、このテキトーなファッションはなにも田舎や地方に限ったわけでなく、ニューヨークやロサンゼルスの大都会でも同じです。
ビジネスマンや観光客を除いた現地の人たちの服装はこぞって適当です。
そのテキトーさが「ニューヨークのおしゃれ」でもあります。
③オンとオフの差
アメリカ人のファッションを見てわかるのは「オンとオフの差が激しい」ということですね。
普段適当な服装をしている人でも、仕事やミーティング、パーティーなどある程度の「ドレスコード」がある場にはさすがにフォーマルな格好をしていきます。
逆に言えば女性は、ヒールなどそういったときにしか履きません。
日本のように近所のコンビニに行くのに化粧をしたり、ファミレスに行くのに着こなして行くことはありませんね。
そのへんで「メリハリがある」とも言えるかもしれませんね。
④ブランド物に対する考え方
僕も今やもう数年アメリカに住んでいますが、ブランド物のバッグや時計をしているアメリカ人に出会ったことがありません。
これは筆者の交友関係というのもあるかもしれませんが、街中歩いていてもブランド物を持ち歩いている人は基本的に皆無です。
逆に日本人のブランド物の対する信仰はある種「異常」とも言えるかもしれませんね。
これは日本だけでなく、他のアジアの国にも言えます。
アメリカでブランド物を持っている人を見ると大体フィリピンか中国から来た人たちです。
⑤目的⇨ファッション
ここまで見てもわかるようにアメリカ人のファッションは合理的です。
基本的に安くて良いのが手に入ればそれでOKです。
「わざわざ高いお金をだしても仕方ない」
という人がわりと多いのも現実ですね。
だからこそ「H&M」や「Old Navy」などのファストファッションが人気なのかもしれませんね。
時計に関して言えば高級時計ではなく最近ではめっきりアップルウォッチなどの「スマートウォッチ」が主流です。
理由はただ一つ「便利だから」ですね。
つまり、アメリカでは「ファッションが目的」なのではなく、目的があって初めてそれ相応のファッションをするという具合ですね。
日本VSアメリカ(ファッション)
出典:メンズノンノ
出典:Otokomae
ここまで「アメリカ人のファッションがダサい理由」ということでご紹介してきましたが、むしろアメリカ人のファッションは「このテキトーさ」がかっこよかったりもしますね。
「ファッション=個性」なので、「〜のファッションがダサい」なんていうのは言うべきではないのかもしれませんが、日本のファッションを見ていると、みんな同じトレンドに乗っかりつつ、ブランド物を持ち歩き、「他人がどう思うか」というのがファッションの目的となっているのはダサいですね。
そのへんは私たち日本人もアメリカ人を見習うべき点かもしれません。
アメリカは一見自由な国ですがコスプレなど奇抜な服着てたらすれ違いざまに暴言言われたりしますよ。
日本なら見て見ぬ振りしますけど。
アメリカは自由なようで自由ではない。
一読&コメントありがとうございます!
僕もアメリカ・ノースダコタ州という田舎に住んでいるのでそれは痛いほどわかりますね。
ただこれは田舎と都会の差かと思います。
日本でも原宿、秋葉原、渋谷あたりをコスプレで歩いていてもなにも起きないかもしれませんが、東京23区から出るとさすがに浮きますね。
これはアメリカのニューヨーク、ロサンゼルスなどでも同じかと思います。
「アメリカは自由なようで自由でない」というのは全くそのとおりだと思います!