こんにちは。本記事はミナトのすゝめ「海外文化」に関しての記事です。
日本人と中国人とでは英語に対する「考え方」が圧倒的に違います。
例えば中国人は「英語=ツール」としか思ってないところですね。
ということで、先日ツイッターでこんなことをつぶやきました⇩
アメリカにいる中国系の方々、現地でめっきり評判が悪いのは郷に従わないというのが大きな理由でもあるのかもしれませんね。
アメリカに数十年住んでて英語全く話さない人とか、アジア人に対しては必ず中国語で話しかけてきたり。
良い意味も含め図太いのかもしれませんね。
— マサヤ🇺🇸ミナトのすゝめ (@masaya_minato) August 3, 2019
本記事ではそんな日本人と中国人の英語に対する意識の違いを文化的に比較しながら、「英語はなぜ必要なのか?」という核の部分について詳しく解説していきます。
本記事の信頼性
筆者は現在アメリカの大学に通いながら、当サイト「ミナトのすゝめ」で英語学習をはじめに文化や政治など様々な視点から記事を書いています。
今はノースダコタ州というアメリカのど田舎に住んでいますが、以前はインディアナ州にも住んでいたこともあります。
また短い期間ではありますが、ニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴ、ソルトレイクシティなどいわゆる大都市にも行ったことがあるので、中国系の方々や中国からの留学生に幸いながら出会いの機会がたくさんあります。
僕がまだ日本で働いた頃は一緒に仕事をしたこともあり、去年のゴールデンウィークには北京、香港、西安、成都を訪れました。
ということでわりと中国の方々とは様々な形で一緒になることがあります。
ちなみに現在は中国人の友人2人と一緒にアパートをシェアしています。笑
一応ですが、これが本記事においての「中国人の英語」という点に関して説明できる「信頼性」というふうに考えています。
以下の記事では筆者が中国に行ったときの「カルチャーショック」をまとめているので、本記事を読んだあとにぜひ一読してみてください⇩
海外在住の中国人
出典:The Orange Country Register
「海外で生活したい」と思っている日本人の多くの方も「英語が話せないからな…」という理由で諦めている方も多いのではないでしょうか。
僕がアメリカに留学する前にも「留学する」と誰かに言えば「英語は話せるの?」と返ってくるのがお決まりでした。
しかし実際にアメリカに来てみると、中国人含め、メキシコ系、アラブ系の人たちなどロクに英語も話せないのに数年アメリカにいたり、ましてやレストランを経営している人もたくさんいます。
話せても中学校レベルの文法もできていなければ、訛りもひどく、単語もハチャメチャなのが基本です。
もちろんですが、英語を上手に話せると便利ですしそれに越したことはありませんが、逆に言えば「便利」にしか過ぎないんですね。
ましてや英語圏で暮らすのに彼らは英語を「必要不可欠」と思っていません。
「郷に入っては郷に従え」ということわざがあるように、アメリカにいれば「英語」、日本にいれば「日本語」を話すべきなのは当然ですが、中国人のそういった良い意味での「図太さ」は英語を学習している日本人が学ぶべきかもしれませんね。
英語=目的ではない
「英語を話せるなんてすごいですね」
「アメリカに住んでたんだ!じゃあ英語ペラペラなんだね」
アメリカから日本に帰ってくると必ず言われるのがこのへんです。
褒めているつもりなのかもしれませんが、言われるほうは全然嬉しくないですね。
「留学すれば必ず英語を話せるようになる」と思っている学生や大人の方も結構多いのではないかと思うので一応言っておきますが、そんなことは決してありません。
海岸沿いに住めばサーフィンが必ず上手くなるかと言えばそうではないですよね。
ただ上達のチャンスが増えるだけで、結局は自分次第です。
海外から帰国して英語を話せる人は自動的に英語が話せるようになったわけでなく、行く前の過程や現地での死ぬほどの努力があったからですね。
つまりなにが言いたいかというと、「英語を話せる=すごい」というのは間違っているということです。
「英語を話せるようになりたい」という方も結構多いのですが、結局のところ「英語を話せる=目的」になっている時点ではそこからの進展がないというのが現実かもしれません。
というのも、英語は「ツール」にしか過ぎないからです。
実際にある程度のコミュニケーションを取れて、アメリカで現地の人と一緒にビジネスをしている中国人を見れば、よく言う「ネイティブレベルの英語」は決して必要ではないことがわかります。
「英語を話して何をするのか」⇦これが最も大事です。
英語が目的なのではなく、目的があって初めて英語を学習するのでは上達のスピードも違います。
じゃあどうすれば?
「明確な目的を持って英語を勉強する」ということですが、「例えばどんなものがあるのかな?」という疑問をお持ちの方も多いかと思います。
これはどの分野にも共通していることですが、「勉強するよりも、目的に対して進んでいきながら問題があればその都度勉強する」というスタイルが一番良いと思います。
料理で例えるとわかりやすいかもしれませんね。
「からあげを作りたい」と思った時、わざわざ料理本を本屋から買ってきてその本を一から読む人はなかなかいないと思います。
それよりもまずは鶏肉を用意して、作る過程まで進んだ時にささっと「クックパッド」かなんかでレシピを調べながら作っていったほうが圧倒的に効率が良いですよね。
ブログでもまずは記事を書いてから、わからないことがあればググってその都度解決していくと思います。
これはプログラミング学習やスポーツでも同じことが言えます。
ジムに通う前に勉強するのではなく、まずは実際に行ってみてわからなければ自分で調べますね。
というのも大半の人は「やろう!」と決めてから、事前学習の時点で始める前に辞めてしまうのがオチです。
英語学習も根本的には同じです。
「アメリカの大学に行きたい」という方なら、まずはTOEFLの勉強を始めてみて、わからない文法や表現があればその都度調べていきましょう。
「アメリカで働きたい」という方なら、英語で調べていきながらそのための勉強をしていきましょう。
「英語で海外の人に日本文化を伝えたい」という人は、まずは英語でブログを作ってから記事の書き方を学んでいきましょう。
アメリカで働きたい⇨英語を勉強しなきゃ⇨英語だけ勉強する⇨結局目的が曖昧になって挫折する
このパターンの人、結構多いです。
ということで最後になりますが、中国人の方の「決断力」というのは私たち日本人も見習うべき点かもしれません。
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