筆者は現在アメリカに住んでいます。
当サイト「ミナトのすゝめ」では、アメリカの文化や歴史もそうですが、度々英語学習に関しての記事も書いています。
ですが、本記事では「英語」ではなく、「中国語の需要」ということで、ここアメリカに住んでいながら感じる中国語のすごすぎる勢いというのを全力で読者の方々に伝えていきたいと思います。
「中国語ってどのくらい今後重要になってくるのかな?」
こんな疑問を少しでも解消できるのかなと思います。
中国語の需要
「中国ってそもそも先進国なの?」
こんなことを思う方も中にはいるかと思います。
最近では「コロナウイルス」のこともあり、改めて「中国のカオスさ」というのが露見してしまったのかもしれませんね。
「中国が先進国なのか」というのはさておき、中国の経済力は現在世界2位というのは紛れもない事実です。
最近までは日本のGDPが世界2位でしたが、人工の差や物資の差などもあり、現在では中国がアメリカに次ぐ「経済大国」ということになっています。
「中国経済はすぐに破綻する」と30年前からずっと言われていましたが、最近ではこんなことを言う人もいなくなってきていますね。
それだけ中国経済はものすごい勢いで成長していて、予想では2030年くらいになれば「アメリカをも越す」と言われています。
トランプ大統領になってから中国VSアメリカで「貿易戦争」というのが繰り広げられていますが、それでも中国経済は衰えることを知りません。
そんなこともあり、中国経済の勢いとともに中国語の需要は今後さらに増すことがわかります。
アメリカ=英語?
こちらの記事で詳しく解説しているのですが、アメリカには「公用語」というのはありません。
「アメリカ=英語」というイメージがかなり強いかと思いますが、実は英語以外にもたくさんの言語が話されています。
英語の次に話されているのがスペイン語で、その他には日本語、韓国語、フランス語などなど様々です。
つまり日系人が多いいわゆる日本人街では日本語が公用語であり、地域によって様々な言語が話されていてここアメリカに住んでいると「アメリカは移民の国」というのがよくわかります。
特にニューヨークなんかに行けば、「170以上の言語が話されている」とも言われているほどです。
さてここからが本題ですが、そんな外国語話者の中でも大多数占めるのが中国語です。
アメリカにおいてアジア系の人工は他の人種と比べ圧倒的な成長率を誇っています。
つまりアジア系人工は増え続けているわけですね。
そしてこのアジア系人工の25%ほど、4人に1人が中国系で成り立っています。
特にカリフォルニア州は「全米で最も他人種の州」とも言われていて、中でもアジア系の人工が圧倒的に多い地域でもあります。
中国語の需要が今後増えてくるのは目に見えている、ここアメリカでさえも地域によっては中国語しか話されていない場所もある。
アメリカの大学を卒業後、マレーシアでの現地採用を考えてるんですが、そうなればマレーシアで中国語の語学学校に行ってみるのもアリかもしれない。と思いついた。
— マサヤ🇺🇸ミナトのすゝめ (@masaya_minato) February 13, 2020
こちらのツイートにもあるように、特にカリフォルニア州では地域によっては「中国語しか話されていない」という現象が起きています。
お店の看板、レストランのメニュー、売っている本、新聞、雑誌、すべて中国語です。
ウェイトレスやスーパーのレジの人もアジア人に対してまずは中国語で話してきます。
これが日本の感覚であれば「少し失礼だな」と思うかもしれませんが、これはアメリカの話なので英語じゃなくても全く問題ありません。
つまりこのへんに住んでいる中国系は英語を話せなくてもアメリカでなに不自由なく暮らせるわけですね。
中国系オーナー
友達(中国人)の行動力が凄すぎる。
女のコ、18歳でアメリカにある中華料理屋を自分で見つけオーナーに連絡、中国から単身でこのど田舎にやってきて、3年ほど出稼ぎ、来年には数百万ほど貯金できるから家族の為に中国に帰るらしい。
留学ごときで行動力すごいとか言ってられないですね。
— マサヤ🇺🇸ミナトのすゝめ (@masaya_minato) February 7, 2020
こちらのツイートにある中国人の女の子は、中国系の方が経営しているアメリカのレストランに自分で連絡して、中国からはるばるアメリカに出稼ぎに来ているという子です。
行動力がすごいですね。
この子も英語はまちまちですが、中国語が話せるので、中国コミュニティーを駆使しながら、アメリカでお金を稼いでいます。
「アメリカで稼げる給料は中国の数倍」、「日本よりも圧倒的に高い」ので、将来中国に帰って家族を養いながら、自分も良い暮らしができますね。
というのも、現在アメリカでは中国系の企業、レストランなどがかなり増えてきています。
特にアジア系のレストランは「ほとんどが中国系」とも言われています。
アメリカにある日本食を提供しているほとんどのレストランは「日本人ではなく中国人経営」というのは有名な話でもありますが、筆者が住んでいる地域(ど田舎)にもアジア系レストランが4件ほどありますが、全て中国人経営です。
従業員やマネージャーもほとんどが中国人というのが現実です。
そしてこれらの方々ほとんどが英語が話せなく、中国語を駆使しています。
アメリカではど田舎でもこのレベルです。
アメリカにいる中国系の方々、現地でめっきり評判が悪いのは郷に従わないというのが大きな理由でもあるのかもしれませんね。
アメリカに数十年住んでて英語全く話さない人とか、アジア人に対しては必ず中国語で話しかけてきたり。
良い意味も含め図太いのかもしれませんね。
— マサヤ🇺🇸ミナトのすゝめ (@masaya_minato) August 3, 2019
ツイッターでもこのようにつぶやきましたが、基本的に中国人はサバイバル能力が高いです。
中国語話者の求人
アメリカで働きたい人に悲報ですが、米大学を卒業しただけではアメリカでの就労はほぼ無理
H1-Bはどんなにすごい人でも「抽選」で決まる。
そんな抽選にわざわざ投資してくれる企業が滅多にないからですね。
なので僕は早々とアメリカでの就職は諦めて、東南アジアに行きます。
— マサヤ🇺🇸ミナトのすゝめ (@masaya_minato) November 6, 2019
こちらのツイートにもあるように、「将来アメリカで働きたいな」という方には悲報ですが、アメリカ企業に就職するのは至難の業です。
ビザの関係ですね。
企業がアメリカ国籍を持っていない外国人を雇うとなると多額のお金を払わないといけません。
なので、相当なスキルや需要がないと無理ゲーということになります。
そんな日本人がアメリカで働けるチャンスがあるとすれば言語を活かすことです。
日本語と英語のバイリンガルを求人している企業を狙うのがお決まりですが、どうしても日系企業になると幅が狭まってしまいます。
そこで中国語を話せると「アメリカで働く」というチャンスが数倍にも広がってきます。
というのも、これは上でも書いているのですが、中国系企業やレストランは「中国語しか話さない」という人も多いので、現地のアメリカ人を雇うよりも中国語を話す人を雇います。
彼らからすれば、中国語や中国文化がわかる人ならスポンサーしてでも欲しいよということなのでしょうね。
中国コネクション
だからこそアメリカでビジネスやってる中国人多いし、仕事も中国人同士で回してる。
彼らは英語力うんぬんよりもお金やビジネス第一なので貪欲ですね。
米にいる日本人は日本人同士でお互いの英語力評価し合ったり、逆に足を引っ張り合ってる気がしますね。
— マサヤ🇺🇸ミナトのすゝめ (@masaya_minato) August 22, 2019
こちらのツイートがすべてです。
中国コネクションは恐ろしいです。
筆者もこの地に来て長いですが、この街には日本人がいるということは知っていますが、知り合いになったり、連絡先を交換したり、友達になったりなどはあまりないです。
むしろ日本人同士少し避ける傾向すらありますね。
中国人は真逆です。
街にいる中国人全員が知り合いで、大学や就職、住居、ビジネスなど、様々な情報を常に共有しています。
そういった意味で中国人といるとプラスにしかなりません。
言語=アイデンティティ
さて、本記事では「それは言い過ぎ」と怒られそうなくらい中国語を押していますが、中国語の需要はここアメリカでさえも目に見えています。
地理的に近所の日本ではもっとあるのかもしれませんね。
「中国系企業やレストランは言語の関係でアメリカ人を雇うよりも中国人を雇う」
こんなことを上でも書きましたが、これを「人種差別だろ」と思う方もいるかもしれませんね。
実際に中国人の友人に「これ人種差別とは思わないの?」と聞いたところ、「人種は関係ない。人種よりも言語。それだけ中国人にとって中国語は大切なもの」という答えが返ってきました。
たしかにそれもそうかもしれませんね。
「アメリカにいる中国人」に関して他にも色々書いてます。
気になった方は以下の記事から一読お願いします⇩
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