[su_box title=”はじめに” style=”glass” box_color=”#6d001d” radius=”10″]
とある友人「民主主義の問題点ってなんだろう?」
僕「今のアメリカを見れば分かるよ」
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「民主主義」とはつまり国民全員(一定の年齢以上)に投票する権利が与えられており、国民の意思が直接国の政治に関わることのできる政治方針のことをいいます。
つまり、これは「自由」と「平等」ありきのものであり、長年「民主主義=正義」だとして考えられています。
しかし、現在のアメリカをみてみるとどうでしょうか。
本記事では世界の歴史やアメリカの現状を見ていきながら民主主義の問題点・現在起こっている社会問題に関して書いています。
民主主義の問題点
日本ももちろんそうですが、国民の意思・主張を自由に表現できたり、個人が政治に関わることができる国のことを民主主義国家といいます。
一見素晴らしいことだらけかとも思いますがもちろん問題点もあります。
民衆に選ばれた独裁者
1933年のドイツではナチス党からアドルフ・ヒトラーが国民投票によって首相に就任しました。
そのすぐ後には「総統」という立場を確立し、国民を煽り第二次世界大戦に進んでいきます。
世界史の中で「最も悪名高い虐殺行為」とされている「ホロコースト(ユダヤ人の迫害)」もこの時に起こりました。
「なんでヒトラーが国民に人気があったの?」
ということですが、当時のドイツは第一次世界大戦の敗北以降経済的に疲弊していたからでした。
なによりも「敗戦国」であることから(払えるはずもない)賠償金を要求されドイツの経済状態は崩壊してしまいます。
そんな時に追い打ちをかけるように「大恐慌」がアメリカをはじめ世界で混乱を巻き起こします。
そこで現れたのがナチス党であり、党首であるヒトラーでした。
口巧みなスピーチや過激な表現により国民を煽っていきました。
ヒトラーがドイツの全権力を握れたのはこのような背景があります。
現在のアメリカ
上のヒトラーの歴史を見てみると「誰かに似ているな?」という気もしますがまさに現在のトランプ政権がそれです。
トランプ大統領の政策が良いのか悪いのかという話ではなく、多くの人が「感情論」でトランプ大統領を支持しているのもまた事実ではあります。
例えば、最近は北朝鮮情勢もだいぶ落ち着いてきてはいますが、少し前のアメリカと北朝鮮の関係は劣悪だったのを覚えている人も多いかと思います。
「ソウルを火の海にする」と言ったり、「お前の核兵器よりこっちのほうが強大だ」と脅してみたり、こんな状態にあった米朝関係でしたが、肝心のアメリカ国民はどうだったのでしょうか。
YouTubeにこんな動画があります⇩
この動画はYouTube内で1000万回以上再生されている動画でもあります。
動画の中でリポーターが世界地図を持って通りすがりの人にインタビューをし、「北朝鮮の場所はどこですか?」と質問するという内容です。
動画の中でもありますがほとんどの人が答えられていません。
この中の何人かの方に関しては、「北朝鮮に対して軍事行動をとるべきだ」と言っているのにも関わらず北朝鮮がどこにあるのかもわかっていないのが現実です。
「テレビだから多少のバイアスがかかってるのでは?」と思う方もいると思います。
なので、もう一つ動画があります。
こちらの動画はまた違う配信元が出しているコンテンツで、今回は北朝鮮だけでなく「アメリカ人はアジアの地理をどれくらい知っているのか」という内容です。
動画を見ていただくとわかりますが、日本の場所は全ての方が答えていますが、それ以外の国は中国ですら危うい人もいますね。
もちろん全てのアメリカ人がこういうわけではありません。
しかし、「アメリカ以外の国には興味がないよ」、「ヨーロッパ以外は全然知らない」という人がアメリカに多いのも現実です。
70%以上のアメリカ人は「北朝鮮の核開発は脅威」というふうに答えている一方で、北朝鮮がどこにあるか知らない人が多いのがアメリカの現状です。
「これで民主主義が成立するの?」
というのが本記事の趣旨でもありますが、相手の国や歴史を深く知らない人たちが感情論や「国家の危機」ということで軍事行動や戦争に進むこともありえます。
つまりこれが民主主義の最大の問題点でもあり、アメリカの民主主義は行き詰まりしているということが言えるかも知れませんね。
「アメリカの政治についてもっと深く知りたいな」
こんな方は以下の記事をおすすめします⇩
国民の目から、この時期国家公務員の定年長延長賛成はあり得ない。バカな政党だよ。
お前らも諸手当(文書交通費等)を返上することくらい言えよ。3千万円も歳費以外に貰いながら議員定数削減もしないくせに、野田さんの約束をなぜやらない!
安部を攻めるだけでバカな政党よ。今まで応援したがバカな政党は応援できなよ!