【Fake News】アメリカのメディアの基本情報を徹底解説します

【Fake News】アメリカのメディアの基本情報を徹底解説します

 

 

はじめに▼

トランプ大統領が大統領就任前から度々日本のニュースでも「メディアとの戦い」が取り上げられていますが、そもそもメディアバイアスとは何なのか、アメリカのメディアについての基本情報を本記事では徹底解説していきます。

 

「日本のマスコミって全然信用できないけど、アメリカも同じようなもんなの?」

このような疑問にお答えします。

 

 

本記事の信頼性

 

アメリカ、インディアナ州の州立大学にてマスコミュニケーション学部、ジャーナリズム学科を専攻していた筆者がアメリカに住んでいた経験を基に書いていきます。

 

また事前にリサーチしたことも途中で挟んでいきますが、その際は参考文献として載せますのでそっちの方もよろしければチェックをお願いします。

 

 

基本情報

 

メディアの特徴を表す際によく使われるのが「保守系メディア」「リベラル系メディア」という言葉ですが、その違いは何なのでしょうか?

 

これはつまり政治的立場を表す際に右よりなのか左よりなのかを表しています。

 

これは国や政党の政策によっても異なるのですが、

右派(保守)→歴史や伝統を重んじ、上流&支配階級の利益に重きを置く

左派(リベラル)→革新的&理想的な政策を掲げ、主に経済的&社会的下層階級の利益に重きを置く

ざっくり言いますと、このような定義になります。

 

トランプ大統領(共和党)の政策理念は「右派」に属しますので、常々彼がメディアに対して言っているのは、「メディア業界はリベラルが侵食しすぎている」ということです。

 

ではそれは本当なのでしょうか?実際に見ていきましょう。

 

 

リベラル系メディア

 

メディアが政治的に偏るのは当然のことではあります。

アメリカだけでなく、世界全体で起きていることです。

 

また、歴史的に見ても珍しいことではありません。

では、そもそも「政治的に偏る」とは何なのかと言うと、ニュースを報道する上で「報道の仕方」や「報道内容」を自分達の政治理念に沿った形で報道することです。

大事なのは我々受け取り側がそれを理解した上でニュースを読み取るということです。

 

日本の主な新聞社のメディアバイアス

読売新聞→右派 (自民党)

産経新聞→右派 (自民党)

朝日新聞→左派 (反与党)

毎日新聞→左派 (反与党)

 

という具合に分けられます。(一般的に)

 

では次にアメリカのリベラル系のメディアを見ていきましょう。

メディア放送局

CBS

NBC

ABC

CNN

 

新聞社

CBS News Networks

New York Times

USA Today

Huffington Post

Washington Post

Los Angeles Times

 

ものすごいメンツではありますが、これらすべてがリベラル系メディアだと言われています。

 

特にアメリ合衆国では「CBS」「ABC」「NBC」は3大主要テレビ局と言われていますのでかなりの影響力があります。

 

そしてこの「CNN」ですが、これは1980年に世界で初めて24時間ずっとニュースをやる番組というのを始めてから、今でも人気のある「ニュース専門チャンネル」です。

アメリカの空港に行くとわりと高い確率でテレビはCNNのニュースが流れてます。

 

 

保守系メディア

それに対して、保守系メディアといいますと、

 

保守系メディア

Fox News

Wall Street Journal

The Sun

 

リベラルに比べると圧倒的に少ないですね。

 

この中でも「Fox News」はアメリカの保守系メディアを代表するメインストリームメディアです。

トランプ大統領も「Fox News以外は全部フェイクだ」と断言しています。笑

 

このアメリカにおいての圧倒的なメディアの偏りから新聞やニュース報道に対する国民の疑念が生まれて、トランプ大統領の人気が爆発するという結果になりました。

そして2017年にはトランプ大統領の言葉でもある、「Fake News」がアメリカ国内で流行語になるほどです。

 

「この偏りはどこから来たのか?」といいますと、これまたアメリカの歴史を見るとわかると思います。

 

アメリカは建国から常に「民衆の国」であり、(理想上では) 自由と平等を掲げてきました。

したがって独裁国家は絶対悪であり、言論の自由はアメリカの核でもあります。

 

そのことから、メディアは常に政府を監視するという役割を持っていて、「反国家権力→リベラル」になりがちなのです。

 

 

具体的な例を上げると

 

ここで「メディアバイアス」の定義を見ていきましょう。

A political bias in journalistic reporting, in programming selection, or otherwise in mass communications media.

訳: マスコミまたは、レポートや編集をする上での偏向報道のこと

出典:http://www.yourdictionary.com/media-bias

 

つまり、事実としてあるニュースを少し偏った方向から報道する事です。

 

例えば、人種的少数派(主に黒人)の方が度々警察官に発砲され殺害されたり、白人に比べ明らかに粗雑に扱われて取り締まられるというのがアメリカ国内で問題になっています。

先日、黒人1人の容疑者(無抵抗)に対して白人の警官5人ほどが暴行を加える映像をCNN(リベラル)が報道しました。

 

CNNが実際に流した映像と記事

出典:https://edition.cnn.com/2018/06/06/us/mesa-arizona-police-punch-man-video/index.html

 

もちろんこのビデオと記事を見る限りでは明らかに警察官が無抵抗の黒人をリンチしているので、アメリカの人々は警察官に憤慨しました。

 

しかし後日、Fox News(保守)が全く同じ映像を流しました。

違う点は暴行を加え始める10秒ほど前から始まり、そこでは5人の警察官は黒人の容疑者に対して何度も「両手を上げて膝を付け」というふうに言っているのです。

 

その命令を容疑者が従わなかったから「結果的に警察官は暴行を加えたんだ」というふうに報道しました。そして、「他のメディアは全てのストーリーを伝えていない」と書きました。

 

Fox Newsの実際のニュース映像

出典:https://www.youtube.com/watch?v=gsm27GU8ZOI

 

ここでお互いの伝えたいことを簡単にまとめると、

CNN→警察官は腐敗している!!

Fox News→警察官は業務を遂行しただけだ。悪いのは犯罪を犯す人間だ!

 

つまり、

CNN→反国家権力(警察官)&社会的弱者(黒人)の味方

Fox News→支配階級の味方&自由よりも秩序

という構造になります。

 

また、これは少し古いですが、イラク戦争の時にFox Newsは戦争の報道を国民に伝える中で、ジャーナリストがアメリカ軍の戦車に自ら乗り込み兵士と全く同じ視線からの映像を撮影し、ニュースで流しました。

この映像はかなり衝撃的で、戦場の映像をリアルタイムで流しました。これにより国民に海外では何が起きているのかを実際に伝え、「アメリカの兵士達は偉大なんだ」というのを伝えました。

 

また、CNNはアメリカ軍のことを

「U.S. Troops(アメリカ軍)」というふうに表記しますが、

Fox Newsはといいますと、

「Our Troops(我が軍) 」というふうに表現します。→親近感を持たせるため

 

つまり、リベラル派と保守派のニュースでは表記までもが違ってくるのです。

 

 

メディアバイアスは存在する

 

アメリカにおいてのメディアの基本情報を書いてきましたが、最も大事なのは「メディアの偏向報道はある」というのを大前提に日々ニュースを見ることが大切かと思います。(複数の新聞をたまには読み比べてみるのもありかと)

 

トランプ大統領が言うように、今日のメディアは信用できないと言いながら、一つのメディアのみに頼ったりネットニュースのみを読んで情報を得るのも良くないことなのでそこは注意が必要ですね。