こんにちは。当サイト「ミナトのすゝめ」ではアメリカの文化や歴史をはじめ、英語学習や留学に関してお伝えしている情報ブログです。
ということで、先日ツイッターにてこんなことをつぶやきました⇩
あんまり他人の英語をジャッジしたくはないのですが、日本人の方で「英語上手いな〜」と思う人はこぞって声のトーンを変えてますね。
英語を話す時と日本語で話す時とではトーンが全然違う人。
英語のトーンは日本語よりも低く、フローもある。
これができるようになると上級者ですね。
— マサヤ🇺🇸ミナトのすゝめ (@masaya_minato) November 24, 2019
筆者は現在アメリカの大学に通っています。
ということで、アメリカ人だけでなく、日本人留学生や海外の留学生ともよくお話をしたり、遊んだりする機会がよくあります。
筆者自身も「英語が上手」というわけではなく、だからこそ他人の英語を観察することが多々あります。
そこで本記事では「英語が上手な人とそうでない人の違い」ということに関して、僕の考察から少し書いていきたいなと思います。
英語が話せる人とは?
ここで言う「英語が話せる人」というのは、なにも「発音が上手な人」「TOEICで高得点の人」ということではありません。
「コミュ力」のことですね。
ここから書いていく「英語が上手な人の特徴」というのは、日本語でも「コミュ力が高い人」に共通するかもしれません。
というのも、留学では「コミュ力」が必須です。
特にアメリカに住んでいてわかりますが、コミュ力がない人は残酷なことに相手にされません。
「日本語アクセントがあっても堂々と話せる人」というのが、英語圏や海外で生きていく人の大きな特徴でもあります。
ということで、ここから少し具体的に見ていきましょう。
①自信がある人
「堂々と話せる人」
上記でこんなことを言及しましたが、まさにこれですね。
英語だけでなく、外国語において「自信」は全てです。
「自信をつけるためにどうすればいいの?」
ということですが、手っ取り早いのは発音の練習をしまくることかもしれません。
「アクセントは気にせずに堂々と話す」ということと矛盾しているかもしれませんが、「アクセント」と「基本的な発音」はまた別物です。
というのも、アクセントはネイティブでなければ誰にでもありますが、「基本的な発音」というのはコミュケーションに必須だからです。
発音があまりにも悪いと「そもそも伝わらない」⇨「結果的に話すのが嫌になる」という現象がおきがちです。
「言っても聞き取ってもらえない…」というのは、英語の自信がなくなる最もな原因でもあるかもしれませんね。
実際に筆者がそうでした。
こちらの記事で「英語の発音方法」に関して詳しく解説しています⇩
②声をはれる人
上記の「自信がある人」と少しかぶるかもしれませんが、英語が話せる人は声をはります。
日本人の人で「英語が通じない人」というのは、英語自体が悪いのではなく単純に声が小さいというのがあります。
僕はこちらの大学に来る前、日本で働いていた経験があります。
そこで「海外の大学を卒業しました」という方々ともお会いする機会が結構ありましたが、そういう人たちは日本語を話すときでも声のはりが違いますね。
大勢の前で話すときでも声をはれるんですね。
これはアメリカにいる現在でも同じで、英語を話せる人は声をはります。
③トーンを変える人
こちらも上の「声をはれる人」というのと少しかぶるかもしれませんね。
というのも、日本語と英語ではそもそも「トーン」が違います。
日本語では、特に初対面の人と会話する時かなり声の音量を抑えて話しますが、英語では基本的に声の音量が3段階くらい違ってきます。
「アメリカ人は声が大きい」とよく言われることがありますが、アメリカにいるとこの声のトーンが基本になります。
英語が話せる人はこの「トーンの変化」を自然とできる人ですね。
④つなぎ言葉 (Filler)
「Well…」
「Like…」
「You know…」
「I mean…」
「Actually…」
「英語のつなぎ言葉」といえばこのへんですね。
日本語で言う「えーとね、」とか「あのー…」みたいな表現になります。
英語が上手な人はこのへんの「つなぎ言葉」をうまく使いこなせます。
逆に言えばこれを使うだけで、「英語ができる人」に聞こえます。
⑤コンテクストを理解してる人
言語には「コンテキス(文脈)」というものが存在します。
言語やその言語が使われている文化によってコンテキストのレベルが違います。
例えば日本語は最も「ハイコンテクスト」な言語だと言われていて、逆に英語は「ローコンテクスト」だと言われています。
日本語(ハイコンテクスト)⇨「Aさんはいらっしゃいますか?(Is there A?)」
英語(ローコンテクスト)⇨「May I speak to A?(Aさんと話したいんですが)」
こちらはよくある場面での会話ですが、英語と日本語では性質が全く違います。
日本語では「Aさんはいますか?」⇨「Aさんと話したいんだな」という文脈の流れを受け手側が推測しないとなりません。
逆に英語のような「ハイコンテクスト」の言語では「Aさんと話したい」という目的を真っ先に伝えます。
直接的に自分の意思を伝えるので、受け取り側は推測する必要はありませんね。
つまり「英語が話せる人の特徴」というのは、このローコンテクストを自然にコミュケーションのなかで使えているということですね。
英語で話す時は日本語で話すときよりももっと「直接的」に話します。
この「ローコンテクスト」と「ハイコンテクスト」の違いに関して、以下の記事でも詳しく解説しています。
ということで、本記事では「英語が上手な人の特徴」ということで解説してきました。
それでも最も大事なことは「自信を持つ」ということですね。
日本人に限らず留学していると、英語力でマウントを取ったり、自分の英語力をバカにしてくる人もまれにいたりしますが、そんな人は気にせず堂々とやっていくのが一番良いですね。
英語の良し悪しよりも大事なのは「コミュ力」です。
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