【車社会】アメリカでは車無しでは生きていけないという現実

【車社会】アメリカでは車無しでは生きていけないという現実

 

アメリカは車社会です。

 

「最寄りのコンビニまで車で15分」

 

これくらいなら「ラッキー」くらいの感覚です。

そんなアメリカでは、車は住居、衣服の次くらいに必要不可欠なものでもあります。

 

ということで、本記事ではそんなアメリカの車社会の実態とそんなアメリカでうまく立ち回る方法を解説していきます。

 

【前提】アメリカは広い

 


出典:国土技術研究センター

 

こちらの両国の土地の比較画像を見てみると圧倒的ですが、なんといってもアメリカは広いです。

 

「アメリカにもさすがにバスとか電車とかあるでしょ?」

 

このように聞かれることが多々あるのですが、アメリカの交通事情は日本とはそもそも違います。

日本にはJR、私鉄、地下鉄、モノレールまで、様々な移動手段がありますが、これはわりと世界でも最高レベルのインフラです。

 

筆者が一番最初に留学した場所はインディアナ州でしたが、初日にホームステイのお父さんに「最寄りの駅ってどこですか?」と聞いて「ポカン」とされたのを覚えていまが、アメリカには電車なんていうものは存在しません。

強いて言えば、「アムトラック」というものですが、これは「時間があってもお金がない」みたいな学生がのんびりアメリカ横断みたいな長旅に利用するようなもので、日常的に、ましてや通勤通学に使う人はいません。

 

新幹線もそうですね。

日本では新幹線で基本的にどこでも行けますが、アメリカには新幹線などの高速鉄道はありません。

 

長距離の移動は基本的に飛行機になります。

領土の広いアメリカだと、線路を敷くよりも飛行機の方がコスパが良いということなんでしょうね。

 

地理的問題

 

さらに言うと、日本の国土のほとんどは山です。

 

筆者、昔バイクやヒッチハイクで日本中を旅したことがありますが、その時に心底思ったのが「日本って山ばっかり」ということですね。

山は好きなので、多いのは良いことなのですが、日本の人口のほとんどが同じ都市部に集中しているということが起きているのが現実でもあります。

 

よく言われるのが「東京一極集中」ですが、これは東京に限らず他の地方都市にも言えます。

全人口の90%の人が「アーバンエリア」、つまり都市部に住んでいると言われていて、東京、関西、名古屋のいわゆる三大都市だけでも全人口の50%以上になります。

 

このように、実際に数字に出してみると地方過疎化、都市部集中というものの深刻さがわかりますね。

アメリカでは逆で、日本でよくイメージされる「アメリカらしいアメリカ」、つまりニューヨークやロサンゼルスなど、そのへんに住んでいる人はほんの一握りに過ぎないのが事実でもあります。

 

実際にアメリカの90%の人口は地方に散らばっています。

その地方というのは、前述しているようなバスも電車もないような田舎ですね。

 

したがって、アメリカに来られる方、生活を考えている方や、旅行で訪れる方はこのへんの地理的な違いも考慮に入れておいたほうが便利かもしれません。

 

うまく立ち回る方法

 

一番良いのは車を手に入れることかもしれませんね。

アメリカは家や家具、テレビ、パソコンなどもそうですが、基本的に日本より安く手に入ります。

 

車だと30万円ほど出せば問題なく乗れる車が買えます。

免許に関しても、「車社会」ということもあって免許取得のハードルがかなり低くなっています。

 

州によって異なりますが、大体は15歳か16歳で車が運転できて、かかるお金も1万円程度です。

筆者が住んでいる州では、筆記試験は無料、実技試験に5ドル(約500円)、受かれば手数料として25ドル(約2500円)でした。

 

田舎であればあるほど、このへんのハードルは低くなります。

「自己責任」ということなのかもしれませんね。

 

バスの利用に関して

ある程度の都市であれば、バスはさすがにあります。

 

バスを利用して多少の移動はできますが、個人的にはおすすめしません。

というのも、アメリカのバスは基本的に1時間に一本くらいのもので、ほとんどの人はバスを利用しません。

 

何度も言うようにアメリカは車社会です。

逆に言うと、そんな「車がなくては生きていけない」ような社会であるアメリカでは「車を持っていない=低所得者」ということになってしまいます。

 

誰もがバス&電車を利用する日本では考えられませんが、ミドルクラス以上で育ってきた人は「人生で一度もバス&電車に乗ったことがない」という人もアメリカにはザラにいます。

実際にアメリカでバスに乗ってみるとわかりますが、初めての人はおそらく「怖い」と感じると思います。

 

配車アプリ

そんなこともあり、とりあえず車が手に入るまでの間は「Uber」「Lyft」などの配車アプリを利用するのがベストかもしれませんね。

 

アプリを通じて呼べばすぐに来てくれて、料金も日本のタクシーほどは高くないのでおすすめです。

筆者も少し前まで「Lyft」を毎日のように使ってましたが、運転手と毎日会話するので、ちょっとした英会話レッスンにもなりましたね。

 

 

ということで、本記事では「アメリカでは車がないと生きていけない」ということで、アメリカの車社会に関して詳しく解説してきました。

 

「他にもアメリカ生活で、ためになるような記事ないの?」

こんな方、以下の記事では「アメリカ生活に欠かせないアプリ10選」を解説しています⇩

 

【便利すぎ】アメリカ生活に欠かせないアプリ10選