[su_box title=”はじめに” style=”glass” box_color=”#6d001d” radius=”10″]
とある友人「アメリカに留学してた時に失敗したことって言えば?」
僕「たくさんあるけど、勉強しかしなかったことかな」
とある友人「勉強たくさんするのっていいことなんじゃないの笑」
僕「いや、せっかく留学してるんだからもっと外に出ればよかったかな」
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筆者は現在アメリカ・ノースダコタの田舎で国際ビジネスとマーケティングのダブル専攻を取りながら勉強に励んでいます。
一番最初に留学したのはかれこれ5年前で最初はインディアナ州にいました。
1年半ほど大学に通ったのち経済的な問題で日本に帰国しました。
その後日本で3年ほど働きながら貯金し現在に至ります。
つまり筆者は二度に渡っての留学経験があります。
一度日本に帰国したときは「もうアメリカに行くことはないな」とも思ってましたが、こうして再度留学することができました。
二度目の留学では一度目の留学の時の失敗を繰り返さないようにしていて、実際に一度目の時よりもはるかに充実して楽しいです。
ということで、筆者の実際の経験から「留学生が海外で陥りがちな失敗」をわかりやすくまとめてみました。
「これから留学するんだけど不安だな」
このような不安を解決していきます。
①お金の計算
上でも書きましたが、筆者は経済的な問題で一時帰国しました。
実体験を通じて言えることは、事前にできるだけお金の計算をしていくとそれだけでかなり余裕ができます。
というのも、慣れない環境での生活は予想以上に浪費してしまうものです。
特にヨーロッパやアメリカは日本よりも物価が高いことが多いです。
外食は毎回しているとそれだけでお金がなくなってしまいます。
また住む場所も事前に計算に入れておきましょう。
最初はホームステイや寮に住むのも良いかもしれませんが、慣れてきたらルームメイトを見つけシェアルームをしたり、できるだけコストのかからない生活も念頭に入れておくといいですよ。
お金の計算で最も重要なのは「銀行」と「クレジットカード」の面ですが、これは次でご説明していきます。
②銀行&クレジットカード
お金の計算が合わなくなる最もな原因が外貨の両替にあります。
特に現在は円安なので、円から外貨に両替後に「あれこんなに少ないの??」となることも多いと思います。
中でも国際キャッシュカードは簡単&便利で使っている方も多いと思いますが、現地で引き出す際の両替手数料がぼったくり並みに高いです。
日本の大手銀行から現地で開設した銀行にお金を送るのもありますが、これもかなり高額な手数料がかかるうえに両替レートがかなり不利になります。
「思ったよりもお金がないな」となるのはこのうような失敗からです。
日本にいる間に外貨両替専門の銀行口座を持っておくこと強くおすすめします。
特におすすめなのは「ソニー銀行」です。
これは筆者も渡米前に開設し現在使っていますが、日本の銀行から海外の銀行にいちいち送金する必要がなく、ソニー銀行内で日本円から米ドルやユーロなどの外貨に両替ができるので手間もお金も節約できます。
さらにソニー銀行のデビットカードで支払いできるのはもちろん、現地のATMからソニー銀行内の現地通貨の現金を引き下ろせるので、もはや現地の銀行すらも必要なくなります。
詳細は以下のリンクから⇩
また、クレジットカードも数枚用意しておくと便利です。
ATMから現金を引き出すには手数料がかかります。
毎回のように手数料をかけていたらばかにならない金額になってしうためクレジットカードはかなり重宝します。
海外保険付帯のカードを作っておくと一石二鳥です。
つまりソニー銀行は必須で持つべきもので、クレジットカードは万が一のための保険です。
③外に出る
上でも書きましたが、一度目に留学した時に最も失敗したなと思ったのが勉強しすぎたことです。
毎日家から大学に通い、授業が終われば図書館に行き、夜遅くまで勉強してから家に帰る。土日は家で一日勉強。
このような毎日を過ごしてました。
もちろん、大学の授業は非常に難しく予習&復習は欠かせませんが、勉強もほどほどに外に出ることのほうがもっと大切です。
友達と遊びに行って学ぶものの方が留学しているときはよっぽど貴重です。
英語力もそっちのほうが圧倒的に伸びます。
ある程度の成績を保持しつつ、たくさん遊ぶくらいが良いかなと個人的には思います。
④食文化の違い
個人的に留学中に最もツラかったのは食文化の違いです。
筆者は最初はホームステイをしていましたが、毎日ピザ、ハンバーガー、ホットドックしか食べていませんでした。
まだ10代だったので、一人暮らしや自炊などしたことがなく料理など全くできませんでした。
これから留学する方、まだ日本にいる方は留学前に日本食をできるだけ作れるようにしておきましょう。
「からあげが食べたいな」と思った時に自分で作れるとかなり助かります。
今はアプリやYouTubeなどで調べればすぐに出てくるのでラクですね。
自分のためだけでなく、海外の友達を呼んで日本食を作ってあげるとかなり喜ばれるのでおすすめです。
⑤日本人同士で固まる
これはありきたりですが、単純に海外にいるのに日本人とずっと一緒にいても意味ありませんね。
もちろん「関わるな」とは誰も言いませんが、ずっと一緒にいたり、ラクだからと言って一緒に住んだりするのはおすすめしません。
苦労してこその留学です。
他の国の人とたくさん関わり、一緒に住んだり、働いたりすることにより学ぶことの方がたくさんありますね。
⑥なあなあな生活
ずっと同じところにいると、自然に自分が海外にいることを忘れてしまいます。
そうなってくると最初の方に感じていた新鮮味がなくなり毎日がなあなあになってきます。
まさに図書館と家の往復を繰り返していた筆者の経験と同じですね。
対処法としては上で書いた「外に出て遊ぶ」ということが言えますが、また予定や目標などをしっかりと立てて忙しい毎日を作っていくことですね。
例えば、大学内でバイトを始めてみたり、現地で車の免許を取ったり、自分のウェブサイトを作ったり、日本語を教えたり、ボランティア、筋トレなどなど、言い出したらキリがありませんが、自分の好きなことをやってみましょう。
⑦失敗を恐れない
筆者の留学先はアメリカですが、基本的にアメリカでは自分の意見を持っていないと生きていけないくらいのレベルで厳しいです。
「アメリカ=自由」というイメージがありますが、これは間違いではないです。
しかし、これは同時に「自由だからこそ全て自分で決めなければいけない」ということとでもあります。
レールの上を歩くことに慣れているとアメリカではかなり苦労します。
つまりアメリカでは「失敗してなんぼ」です。
例えば、アメリカでは面接、スピーチ、プレゼン、ミーティングの終わり際に、「なにか質問ありますか?」と言われればかなりの確立で質問が飛び交います。
中にはくだらない質問やすでに説明済みのものも聞いたりします。
「それもう言ったじゃん」とか、「そんなくだらない質問する必要ある?」と言われることを恐れて、自分が理解していないのにそのまま鵜呑みにすることはありません。
逆にアメリカではこのように思われることはほとんどありません。
わからないことがあったり、理解できないことがあればとにかく誰かに聞きましょう。
間違っている人を嘲笑したり、バカにしたりする人はめったにいません。
留学において失敗を恐れないことは本当に重要です。
⑧留学先の情報
事前に自分の住む場所のリサーチをすることもかなり大切です。
「現地のどの銀行を作ろうかな」
「公共交通機関はどんな感じなのかな」
「コンビニは近くにあるのかな」
「買い物はどこでするのかな」
「遊ぶところはあるのかな」
「気候はどんな感じなのかな」
場合によっては、持っていく洋服、国際免許の発行、必需品、住む場所などが大きく変わってきます。
筆者も一度目に留学した時は、現地にはバスもほとんど走っていないということを知らずに行ったため学校に通うのにかなり苦労したのを覚えています。
また、現地に到着後も現地にいる人や他の留学生などに何が必要か、近くで便利なところ、どこで買い物するのか、色々なことをとにかく聞きまくりましょう。
⑨英語力
筆者も「現地に行けば英語はどうにかなる」という幻想を抱いていましたが、これは間違いなくありえません。
留学前にとにかく英語の練習をしておきましょう。
「英語の練習」と書きましたが、「勉強」ではなく「話す練習」をしておくとかなり役立ちます。
英語のドラマを大量に観ることがおすすめです。
日本語字幕ではなく英語字幕でできるだけ観るようにすれば現地行ってからもすんなり聞き取れるようになります。
また、会話の練習ならオンライン英会話がおすすめです。
月6000円ほどで毎日30分ほどスカイプで会話できるので英語の練習にもなります。
オンライン英会話でおすすめなのは「DMM英会話」か「レアジョブ」です。
この2つの違いはぶっちゃけ好みの問題なので割愛します。
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⑩プレッシャーを感じる
「留学するなんてすごいね」
「英語ペラペラなの?」
こんなことを日本でさんざん言われてからの海外生活は「応援されている」という気持ちと同時にプレッシャーになることも多いと思います。
実際に留学することはそんなにすごいことではありません。
世の中には海外で勉強している人は大勢います。
大事なのは「なにをするか」、「英語を使ってなにをするか」です。
英語の発音が完璧でなくともコミュニケーションのツールとして使えている時点であとはその英語を使ってなにをしているかの方がもっと重要です。
「英語がうまくならない」と気負いすぎず、ツライときは家族や友達に相談するのもアリです。
一度日本に帰国してみるのもまた選択肢の一つです。
実際に筆者も一度日本に帰国して、このような失敗談を気付けたので帰国して本当に良かったと思っています。
実際に今では一回目の留学よりもはるかに楽しく充実した毎日を暮らせています。
ちなみにですが、当サイトでは留学中の方のための相談も受け付けているので困ったときはいつでも質問フォームやコメント欄からご連絡ください。
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